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【お手入れ】1年以上育てているとありがちな症状

アンスリウム

1年以上株を育てていると、時折写真のような症状が発生します。
こちらは昨年、当園でアンスリウムを購入していただいた方からいただいた写真です。
昨年の秋ごろ購入されたそうなので、もう1年以上育てられている株ですね。
そもそも株を枯らさずに1年以上育て続けられる方が少ないので、育て方が上手い方だと感じました。

新しく展開する葉は、基本的に時間を経るごとに大きくなっていく

そのため写真のように新しい葉が小さかったり、葉の表面に妙な症状が出る場合は私は「環境ストレス」を疑います。
アンスリウムに病気が発生することは珍しいです。
なので、写真のような症状の場合は「水加減のミス」「温度管理」「光不足」のあたりが怪しい。
今回のケースでは冬越しを一度されているので、冬期に受けたストレスをずっと引きずったまま株が歪な形に育っている可能性が高いように思います。

なにかのストレスにより一度変形した草姿はなかなか元には戻らない

写真のような葉が見られる時には、全体的な見た目は購入時に比べ不格好になっているはずです。
こうなると元に戻すのはかなり難しくなります。
購入時の状態を維持しさらに大きく育て上げようとすると、いかにこのような奇形状態を生まないように手入れするかが大事になりますね。
※ 水やりに関してはこちらの動画(Vol.38)で詳しく解説しています。
※ 冬越しに関してはこちらの動画(Vol.55)で詳しく解説しています。

紆余曲折を経て独自の形になった株には「思い出」が載っかる

うっかり水やりを忘れたこと、
思いの外冷え込んでしまった夜のこと、
「これは何が原因なの?」と悩んだ日々、など

こういう思い出を積み重ねるのも良い思い出なのかなと考えます。
植物は生き物ですから、いろんな形があって良いと思います。
そのあたりも含めて、植物との生活を楽しんでもらいたいなと思う今日このごろです。

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