先日、「もらった花からアリが大量発生した」とクレームをいただきました。
写真を一緒にいただいたので観てみると、当園が作った商品でした。
ただ生花店への卸売用の商品で、出荷してから少し時間の経った商品がラッピングされて贈られたという流れのようです。
動画も一緒に送っていただきましたが、とにかく「気持ち悪い」惨状でした。
ラッピングした側は気づかなかったの?と思うくらいのホラーな状態だったのです。
日頃取引先としてお世話になっている生花店への悪口はあまり言いたくないです。
ただ今回は当園も巻き込まれたということもあったので、思うところを少し書くことにした次第です。
ご連絡をいただいた方には当園の責任範囲外と説明
今回のクレーム主に対しては気持ちを汲み取った上で「当園の責任範囲を超えている」とお話し、納得していただきました。
贈り主の気持ちを考え、今回の事態について贈り主には連絡したくないという意思をお持ちだったので、出荷側としてはこれ以上探ることができなかったのです。
当園では卸売用と直売用の商品をラベルを使って分けています。
写真にあるように、今回は「愛んすりうむ」のラベルが使われている大鉢です。
どこかの生花店に市場経由で卸した商品ですね。
直接商品をお届けした場合は当園側に管理の責任があると思いますが、卸先に渡った商品については基本的に当園の責任範囲外としています。
ツッコミどころが満載すぎた画像
株元にはアリの卵がモロに見えていて、株元から大量のアリが出てくる様が写っていました。
おそらく生花店に置いている間にアリが産んだのでしょう。
それにしても卵の存在に気づかなかったのか?と思えるくらいの露骨さでした。
また黄変した花も気になりました。
贈り物なのに黄変した花がついたものを贈るの?と思います。
切り取っておけばいいのに。
おそらく宅配で届いた荷物なのでしょうが、箱を開けたらいかにも鮮度の落ちた花が出てきて、しかもアリが湧き出てくるとか何の罰ゲームなのか。
これ、処分するにしても大変ですよね。
湧いてくるアリの処理が必要だし、誰だって触りたくないですよ。
よくもまぁ、こんな状態のものを贈るなぁと、世の生花店のサービスレベルを疑いました。
「生花店はもっと減っていく」という記事で書きましたが、生花店のサービスレベルはピンキリです。
申し訳ないですが、そのあたりのサービスレベルまで面倒を見てられないので、「仕入れた後は好きにしてね」というスタンスにならざるを得ません。
頼むからこっちに飛び火させないで
当園では何かあった時のこと考えて問い合わせ先をラベルに記載しています。
消費者の立場からしたらどこに問い合わせをしたらいいのかわからないと思うでしょう。
なのでひとまず対応はするのですが、今回のケースは当園の商品の風評被害に繋がるレベルの酷さだったなぁと感じます。
多分、この消費者さんはしばらくアンスリウムを買うのを躊躇うことでしょう。
私からしても、ここまで気持ち悪いのは久しぶりでした。
頼むから他でやってくれよ…と言いたくなります。
まとめると
こういう様を見ていると、生花店が今後減っていくことは間違いなさそうです。
消費者の皆さんに置かれましては、信頼できる場所で買っていただくことを強くおすすめします。