今回は以前書いた「難しいことを考えなくても育てやすい品種①」の続編です。
これらの品種のどれかさえ選んで、マニュアルに沿った育て方をすれば安心安全なはず。
お店で売っているアンスリウムは、ものによっては状態の悪いものもあります。
これらの品種かつ鮮度の高い株を育てていてですぐ枯れてしまったら、残念ながらご自身の育て方を疑いましょう。
それくらい育てやすい品種です。
難しいことを考えなくても良い品種③：サモラ
アンスリウムのメジャーな色は赤・ピンク・白の3色です。
この3色で国内流通量の9割を占めているので、安定を選ぶならこの3色から。
白色なら「サモラ」を提案します。
前回紹介した2品種に比べ、少し大きなシルエットになります。
大きく厚みのある花を咲かせ、茎が太いので安定感が抜群です。
ある程度大きくなるまでは支柱で固定しなくて良いのも嬉しいところ。
また、古くなった花がきれいな緑花として残りやすいのも良い点です。
根も伸びやすいので育てやすいです。
根が乾燥に少しだけ敏感なので、土を極端に乾燥させないようにしたいところです。
当園でも取り扱いがあり、Yahoo!・メルカリで購入できます。
この品種は4・5号などの小鉢には不向きです。
サモラ6号：メルカリ、Yahoo!
Yahoo!では7号以上も提供可。
難しいことを考えなくても良い品種④：シラノ
最近人気になっている紫色でおすすめするとしたらこちらのシラノ。
花は小さいながらも数多くを咲かせるタイプで、小さい分開花サイクルが早いです。
背丈はそれほど伸びず、ブーケのように横に広がる咲き方をします。
支柱をする心配が少ないのも育てやすいポイントです。
また根が非常に強いので、多少雑な手入れをしてもかんたんには枯れません。
葉の増え方も早いので、定期的に葉を間引いてあげると良いです。
当園でも取り扱いがあり、Yahoo!・メルカリで購入できます。
この品種は4・5号などの小鉢にも使えますが、当園ではサイズの取扱がありません。
要望が増えてくるようなら、今後生産を考えます。
シラノ6号：メルカリ、Yahoo!
Yahoo!では7号以上も提供可。
難しいことを考えなくても良い品種⑤：スウィートドリーム
最後5つめはピンクからスウィートドリームをおすすめします。
②で紹介したロイヤルピンクチャンピオンに比べ、花が少し薄く平べったい形をしています。
花序(先端の尖っているところ)がピンク色になり、花全体がピンク色でまとまる点も特徴です。
こちらも根がすごく強いので、ちょっとやそっとでは枯れません。
茎が少し細いので、伸びてくると支柱をしてあげる必要はあります。
めちゃくちゃ育てやすい優秀な品種です。
当園でも取り扱いがあり、Yahoo!・メルカリで購入できます。
この品種は4・5号などの小鉢にも使えますが、当園ではサイズの取扱がありません。
スウィートドリーム6号：メルカリ、Yahoo!
Yahoo!では7号以上も提供可。
まとめると
現状当園がおすすめする品種はこんなところでしょうか。
今のところ販売が継続されているものを中心に紹介しましたが、今後は生産が終了していく可能性もあります。
アンスリウムの世界でも世代交代しているわけですね。
