だいぶ気温が高くなり、お花屋さんにアンスリウムが並び始めてきました。
「アンスリウムを買おうかな…」と思った人の中には、どれを選んだらいいかわからない人もいるかもしれません。
アンスリウムを長く楽しむために、購入時点でどの株を選ぶかはかなり重要です。
※動画で解説したので詳しくはこちらも観ていただければと思います。
この時に状態の良くない株を選んでしまうと、その後すぐに枯れてしまったり、枯れなくても新しい花が咲いてくれなかったりと、当初思い描いていた楽しみ方ができないことになります
なので、今回はアンスリウムの選び方を解説します。
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今日は母の日です。
皆様母親や奥様に日頃の感謝の気持ちを伝えるきっかけになりましたか?
最近は5月いっぱいを「母の月」として扱うことが増えていますね。
GWが終わって、「気がついたら母の日が過ぎていた…」という方に向けて、
当園では日頃の感謝を伝えたい方への応援を、5月中実施しております。
→ラインナップのご確認はこちらから
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鮮度が高い株を選ぶのが理想的だが、その判別がなかなか難しい
理想的なアンスリウムは、葉が濃い緑色で光沢があり、しっかりとした張りがあるものです。
ただ、これを見た目から判別するのがなかなか難しいのがアンスリウムです。
アンスリウムは良くも悪くも鈍い植物です。
お手入れが多少雑だったとしても、初めは顔に出しません。
とはいえ時間が経つと徐々に顕れてくるのですが、その変化が店頭に並んでいる時に出てくるかはわかりません。
なので、もう少しわかりやすいポイントを次からお伝えしようと思います。
値段が高い = 鮮度が高い = 株の状態が良く結果的に長持ちする
わかりやすいポイントはスバリ、「値段」です。
生花店における鉢花の値付けは結構シンプルで、同じ種類の植物であれば仕入れた直後のものが一番高くなるように設定されています。
言い換えると、値段が下がるにつれ、仕入れから時間が経っていることになります。
つまり、値段が高い = 鮮度が高い = 株の状態が良い、のです。
長く楽しみたいなら、できるだけ値段が高いものを選びましょう。
初めは「たくさんお金を払う羽目になった」と思うかもしれませんが、結果的にはこちらのほうがお金がかかりません。
株の状態が良いので、多少手入れを失敗してもすぐには枯れません。
また肥料切れを起こす可能性も低いので、後々追肥をしなくても良くなります。
逆に、安い(状態が悪くなった)株を選ぶと後がなかなか大変です。
株が徐々に傷んでいくのを見るのは精神的になかなかキツいですし、土の入れ替えや肥料など、追加の手入れが必要になる場合もあります。
あれこれ気を揉むのが楽しいという意見もありますが、経済的にはこちらの方が高くつく場合がほとんどです。
セール品には手を出さない
当園によく来る相談のひとつが、「セール品を買ったけど、その後株がどんどん弱っていった」というものです。
セール品は多くの場合、株の状態が悪くなっています。
外からは見えませんが、根の状態も悪くなっている可能性が高いです。
仕入れた時よりだいぶ状態が悪くなっていて、正規の値段ではとても売れそうにないけど、少しでも仕入れ代金を回収するために、セール品として叩き売っているわけです。
株を復活させることが得意な方だったり、短期間楽しめたら良いという方はこういったセール品を選ぶのは構わないのですが、長くの楽しみたいという思う方は選んではいけない対象です。
私らからすれば、「そらそうよ」としか言えません(苦笑
「安物買いの銭失い」にならないように
この言葉は結構的を射ています。
価格がすべてとまでは言いませんが、やっぱり価格が高いものはそれなりにちゃんとしているのです。
私達もお金を使う時は、賢く買い物をしたいものです。