まもなく11月になりますね。
早いもので、2022年もあと2ヶ月。
11月も気をつけるポイントが変わります。
最近急に寒くなった気がします。
特に夜間ですね。
地域によって異なる話ですが、当園のある滋賀県では10度を切る日がちらほら出てきました。
昼間はまだまだ暖かく、農園内は30度くらいまで上がります。
植物において昼夜の温度差というのは重要です。
昼間の温度が高く夜間の温度が低いと植物の生育が促進されます。
逆だとマズくて、温度は昼間が高く夜間は低いのが良いです。
その点で言えば、11月は株が枯れるほどの寒さではないので、とても良い時期です。
一方で11月の後半になるとさらに寒くなりますので注意は必要です。
①最低気温が10度以下になるので、外に出しっぱなしは控えよう
先月(10月)のポイントでは、最高気温によっては外に出しっぱなしにしてもOKとお伝えしました。
11月になると、夜間はアンスリウムにとってはちょっと寒さが堪えます。
なので、基本的に室内で管理されることをおすすめします。
窓際に置く場合、夜間の冷え込みには注意が必要です。
夜の窓際って結構冷えるんです。
なので、気がついたら低温障害を起こしていた…とならないよう、夜間はカーテンの内側に株を移動させてあげると良いですね。
最近は二重窓のお家が増えてきましたので、そういったお家の窓際はより安心かと思います。
昔の日本建築はもっと隙間風が吹き込み冬が近づくにつれて猛烈に寒くなっていましたが、最近のお家は暖房や断熱環境も整ってきているので、アンスリウムのような寒さに弱い植物を育てやすくなっていると思いますね。
素晴らしい。
②室内なら遮光は不要
室内に置く場合これまでよりも暗い環境になります。
光が足りないと土の乾きが遅くなって株が傷む可能性が出てきます。
なので、窓際等で積極的に光を当ててあげるのが良いですね。
葉焼けの心配はないので、ぜひ直射日光をガンガン当ててあげましょう。
アンスリウムに遮光が必要になるのは、気温が高く葉に蓄積された熱が逃げないためですね。
この時期は気温が低いので、葉が光で熱くなっても、周囲に放熱していきます。
葉があまり熱くならないので葉焼けの心配も少ないです。
③水やりのサイクル
お店に売っているアンスリウムのラベル裏を確認すると
だいたい「2週間に1回たっぷり水を与える」と書いてあります。
水やりのタイミング=土の乾く速度は、アンスリウムの置き場によって大きく変わります。
この時期は外から中に置き場を変える方も多いので、水やりのサイクルを見直す時期ですね。
お部屋の温度が夏と変わらず高めの状態が維持されているのであれば、それほど水やりのタイミングを変える必要はありません。
一方で、一軒家などでお部屋の温度が気温に合わせて変わるようであれば、水やりのタイミングをやや遅らせる必要が出てきます。
それぞれの環境を一度確認されると見えてくると思います。
最後に
今回もサマリーを書かせていただきました。
もうちょっと詳細を見てみたいという方は、ぜひ動画本編をご覧いただければと思います。
ではまた。