
先日、10年ほど奮闘していた知り合いの会社が倒産したという連絡を受けました。
様々な挑戦を続けてきた姿勢を心から尊敬します。
まずはゆっくりと体を休めてほしいと願うばかりです。
今回は彼の経験を尊い学びとして受け止め、私たちが植物の価値を伝えるストーリーの重要性について綴ります。
見た目の印象がストーリーの入り口になる
彼の会社は美容系の商品を扱っていました。
ただ、社長自身はお世辞にも身なりに気を配るタイプではありませんでした。
私たちが丹精込めて育てる南国のハート型の花も同じです。
見た目が重視される世界では第一印象が非常に重要です。
当園のスタッフが「同じお花ならお洒落な人から買いたい」と言っていたのは、残酷ですがまさに真理だと思います。
人は理屈ではなく感情で買う生き物です。
どんなに立派な商品でも、見た目の印象でつまずいてしまえば、その奥にあるストーリーにはなかなか触れてもらえません。
まずは安心して買えると思ってもらうことが、本当のストーリーを届ける第一歩になるのだと痛感しました。
良いモノに独自のストーリーを乗せて届ける
また、農家にもよく見られるのですが、良いモノを作れば自然と売れるという考え方は、今の時代には通用しなくなりました。
品質が良いのはもはや当たり前。
その上で数ある中からお客様に選んでいただくためには独自のストーリーが不可欠です。
「伝えることと伝わることは全く違う」というビジネスの大切な学びがあります。
自分たちがどう伝えたいかではなく、お客様の心にどう伝わるかを意識してストーリーを組み立てることが大切なのです。
知人の会社が迎えた厳しい現実をしっかりと心に刻み、私たちはこれからも誠実に植物と向き合っていきます。
当園ならではの背景にあるストーリーを大切に紡ぎながら、皆様に心から愛される商品をお届けできるよう精進してまいります。