
東京に帰省している間、いつもお世話になっているEC花屋さんのオフィスを訪問してきました。
そこで色々なリアルなお話を伺ことができました。
園芸業界のこれからについて深く考える貴重な機会をいただいたので、前向きな兆しについて共有させてもらおうと思います。
生産量減少の波を越えて未来を切り拓く力
国内の生産量は年々少しずつ減少しています。
理由は高齢化や後継ぎ不足、資材費の高騰などの重なりからです。
年間を通して元気な生花を安定して手に入れることが、徐々に難しくなっているのが現状です。
これまでは卸売市場への出荷が主流でしたが、価格が安定しないためセリで単価が恐ろしく下がることもあります。
「楽だから」と、卸売市場一本に販売経路を頼るのは非常に危険です。
しかし、これは見方を変えれば、自分たちで価格を決めて直接お届けする仕組みを作れば、大きなチャンスになるということです。
新しい販売の形の模索は常に求められると思います。
デジタル化がもたらす新しい未来への架け橋
また、インターネットを使った商品の発送管理などに不慣れなご高齢の生産者さんも少なくありません。
繁忙期にはEC事業者の方が現地へ赴き、業務支援をすることもあるそうです。
時代の変化についていけない方々をどこまでフォローするかは業界全体の課題です。
でも、だからこそデジタルの力は不可欠です。
変化はなかなか怖いものですが、テクノロジーを味方につけて、お客様との距離がぐっと近づく未来を描いていきたいですね。
選ばれる農園として未来へ繋ぐポジティブな道
農産物の作り手が減る一方でEC事業者は増えており、今は生産者の取り合いが起きている状況です。
工業製品とは異なり、急に生産面積を増やすことは難しいのが実情です。
私たち生産者自身がどこに出荷するかを真剣に迫られる時代になりました。
これは、販売力が乏しい小規模な卸先から、より想いを共有できるパートナーへと取引がシフトしていくことを意味します。
当園が大切に育てている南国の植物たちも、こうした業界の動きと決して無関係ではありません。
時代の流れをしっかりと読み解き、お客様に一番喜んでいただける最高の形でお花をお届けしたいと考えています。
これからも事業の方向性をしっかりと見据えながら、ワクワクするような未来へ向かって進んでいきます。