Re:Anth

【買い物】アンスリウムを冬に買う時は

アンスリウム

先日商品をお届けしたお客様から、無事届いたと写真つきのメッセージをいただきました。
既に外気温も低くなっているので、問題なく届いたようで一安心しています。
昨今、ご住居の造りにもよりますが、昔に比べて家まで届いてしまえば後はなんとかなりやすくなったなーと感じています。

アンスリウムにとって冬期のネックは「温度」

冬にアンスリウムを扱う上でいちばん大事なファクターは「温度」です。
アンスリウムは熱帯原産の植物なので、寒さにそれほど強くありません。
当園では、温度環境の最低ラインが8℃、できれば10℃以上にしていただくことをおすすめしています。
最近は住居の造りが進化しているおかげか、保温性の高い家が多くなりました。
なので、家まで問題なく届きさえすれば後はなんとか枯れずに育てられる方が増えたと思います。
冬のアンスリウムは、夏に比べて花の発色がきれいであることが特徴です。
温度が適度に保たれているお家で育てるのであれば、むしろ冬の方が個人的にはおすすめです。

#ぶっちゃけ夏のアンスリウムはそれほどきれいじゃない

問題はいかに輸送中に株を冷やさずに届けられるか

当園にとって、冬に頭を悩まされる問題は「輸送中いかに株の温度を維持できるか」です。
アンスリウムを梱包し発送した後は、宅配業者さんにお任せしています。
各社ともいろいろと気を遣って配送していただいているので、本当に頭が上がりません。
宅急便のトラックを見かけた時は、ついお辞儀をしてしまいます。

発送時もかなり気を遣っていて、特に発送日・翌日の最低・最高気温は必ずチェックします。
多少の揺れを考え、箱の中にクッション材を入れることも怠りません。
これは冬ならではの作業で、それほど発送ボリュームが多くないのできることですが…。
気温が高めのタイミングを狙って発送をしています。
先週末のような寒波が来ているタイミングに日付指定されたりすると、日付の変更を提案したりもしています。

#輸送中の温度環境まで気が向いているお客様はすごく少ないですね、正直。

ほんの1-2℃気温が変わるだけで無事届く確率はかなり上がる

当園の商品は、冬は防寒梱包をして発送していますが、やはり限度があります。
再配達している間に株がダメージを受けてしまうことも十分ありえます。
日付指定をするにしても、ちょっと温度が高い日を指定してみてください。
株の生存確率は高くなり、株がお手元に届いてからの育ち具合はグッと良くなります。

今宅配業界は人手不足が深刻化しています。
日本の「おもてなし」の言葉の通り、過剰なサービスが原因になっていると思います。
そういった方への負担を下げる意味でも、
確実に受け取れる日にち・時間を指定して商品を受け取っていただきたいなと強く思います。

#「1日受け取りが遅れたら枯れたんだけど」と言われても、そらそうよ。

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • LINE

Re:Anth

一覧にもどる