「植物のお医者さん」というサービスをご存知でしょうか。
ググると同名のサービスに関する情報がヒットしますが、私が言うのは東京のオンライン花屋の「ゲキハナ」さんを中心としたメンバーで、お手持ちの植物の相談に乗るサービスです。
実は私もそのメンバーの一人でしたが、現在はサービスは休止しています。
※サービス誕生の想いや参加メンバーのことが知りたい場合はこちらから。
その「植物のお医者さん」ですが、最近これまで利用いただいたお客様から問い合わせが多数来ておりまして、観葉植物限定で個別に診断・引受・治療をやっているわけです。
※ご報告※ オープンファーム終了しました。
ご来園いただいた皆様、ありがとうございました!
日頃お会いできない消費者の方やファンの方と良いコミュニケーションができました。
最近植物を愛でる方が増えている
最近、お手元の植物をペットのように可愛がる対象として捉える方が増えています。
・他には無い一点物の植物が出回るようになった
・消費者のお財布事情の変化
・大量生産/大量消費社会の終了 などなど、背景はいろいろあるでしょう。
そんな時代の移り変わりを受け、以前は枯れたら買い替える消費財として扱われることが多かったのですが、最近は自分の「とっておき」としてお世話する方が増えているのです。
アンスリウムなどの観葉植物で例えると、消費者のイメージはこう変わっています。
(昔):観葉植物が枯れた。よし、新しいものを買おう。
(今):観葉植物が枯れた。なんで枯れたんだろう?どうしたら復活するだろう?
…まさにこんな感じですね。
モノに意味が加わると替えが効かなくなる
その植物が手元にやってきた背景もそれぞれですね。
例えばセール品として店頭に並んでいたものがたまたま目に入って買ったという場合や、
誰かからお祝いにもらった、YouTubeを見て欲しくなったという場合もあるでしょう。
その植物が手元に届いた意味合いは、その時々で変わります。
それが大事な人からもらった植物だったのなら、枯れたらショックを受けるはずです。
そういった特別な意味を持つ植物を長く大事にしてもらうためのサービスが掲題の「植物のお医者さん」というわけですね。
観葉植物については、当園は今後もサービスを続けます
ゲキハナさんの「植物のお医者さん」は気がついたら終了していました(笑)が、
観葉植物についてはご希望の方を対象に今後も続けていこうと思います。
まぁ、このサービス正直言って儲かりません。
以前ゲキハナさんに話を伺いましたが、切り分けがすごく大変なのです。
ちなみに、初めの相談の時点で8割方は手遅れらしいですね。
要はそれくらい皆さん適切な処置をされていないということです。
ゲキハナさんが「なんでもう少し早く相談してくれなかったのか」とボヤかれていたことを今でも思い出します。
なお、当園に直接持ってこられる方は比較的早いタイミングであることが多いようです。
そのため特に引き取って面倒を見るほどではないことがほとんどです。
中にはかなりヒドイ状態で持ってこられる方もおられますが、まぁ少数です。
当園としては植物が人間の生活を華のあるものにしてくれると信じていますので、奉仕活動の一環として続けていきます。ご興味のある方はぜひご相談ください。