Re:Anth

(お手入れ)株の乾燥とハダニへの対処

アンスリウム

今年の梅雨は、カラッと夏晴れする日と土砂降りの日が交互に来るような天候のようですね。
天候があまりに極端だと我々の体調にも影響が出そうで、なかなか大変な時期です。
さて、暑い日もそれなりに出てくるこの時期は株の乾燥が気になり始めます。
乾燥と言えば「ハダニ」ですね。
今日は乾燥とハダニの関係について書き留めることにしました。

ハダニは株が乾燥すると発生しやすい

写真のような症状はハダニによるものです。
時期でいうとちょうど今ごろから夏にかけて、そして冬に多く出ます。
これらの時期は「乾燥しやすい」点で共通しています。
そうです、ハダニは「乾燥」によって発生するケースが多いのです。

以下の症状が出たらハダニを疑いましょう。
だいたい複数項目当てはまることが多いです。
・葉の表面に白いホコリのようなものが付着している
・葉の表面が傷のようなものが出始め、ところにより茶色く破れる
・葉や花が変形し、縁が黄色くなっている
・新しく展開してきた若い葉の色がいつもと異なっており、表面がザラザラしている
・新しい花芽が上手く展開せず不格好な形になっている、もしくは蕾のまま枯れる

ちなみに、品種によってハダニが発生しやすいものとそうでないものに分かれます。
ハダニをどうしても防止したいのであれば、ハダニが出にくいものを選ぶのも手です。

空気の乾燥と土の乾燥

ハダニを防ぐには、①空気の乾燥と②土の乾燥の2つに気をつける必要があります。
空気の乾燥はわかりやすいですが、見落とされがちなのが②の方です。
水不足が続き、株全体の水分が減ってくるとハダニは発生しやすいです。
また、排水性が良すぎる土を使ってもハダニは出ます。
以前の記事で「土の保水性」について触れましたが、アンスリウムに合わない土を使って水が不足しがちになってもハダニが出るのです。
さらに、土が古くなって保水性が落ちてもハダニは発生します。
つまり土の乾燥が原因になっています。
なので、ハダニが出た場合は湿度と土の乾燥を疑ってみてください。

一度症状の起きた葉は切除し、湿度対策と薬剤散布が有効

一度症状が起きてしまった葉や花は元には戻りません
むしろ症状が進行し、他の葉や花に映る可能性があります。
気になる葉は切除しましょう。

また目に見えないところでハダニは生きているはずです。
霧吹きなどで湿度対策をすると同時に、ハダニ用の薬剤を散布すると良いですね。
そろそろAmazonのプライムデーが始まるので、合わせて買っておくとお得です。
また水やりの頻度を上げ、風通しをさらに良くするのも効果的です。
やってみてください。

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • LINE

Re:Anth

一覧にもどる