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(ひとりごと)生き金・死に金の目線で植物を考える

アンスリウム

「生き金・死に金」という言葉があります。
お金を使った後に、その使い方を振り返る時に用いる言葉ですね。
生き金は意味のある・有益な使い方ができたお金のことを指し、
死に金は無意味だったり無駄な使い方をしてしまったお金のことを指します。

先日知人と食事をした時に、「お金の使い方って本当に難しいよね」という話題になりました。
今回は、植物にお金をかけることはどちらなのか?ということを考えてみました。

生き金比率が上がるようにお金を使うのがとても大事

植物の中でも花は嗜好品に分類されます。
そのため、正直食べ物などの生活必需品と違って買わなくても別に死にはしませんね。
では、これらの嗜好品を買うことは無駄遣いなのかというと、これは解釈が分かれます。
昨今いろいろなものが値上がりしているので、生活が苦しいと思う方も多いでしょう。
節約志向もかなり高まっていますが、節約ばかり考えてしまう生活も息苦しいものです。
無駄遣い・浪費は人生の潤滑油と言われるように、必要なものしか買わない生活は華がなく、人間らしさも失われていきます。
だからこそ、自身が使うお金の中で、「生き金」の比率を増やす考え方はとても大事だと思います。

植物が身近にあることは思った以上に「癒やしの配当」がある

その上で植物にお金をかけることは生き金なのか?という話です。
植物から得られる効果(癒やしなど)は、その植物を購入した時だけではなく、それ以降も継続して得られます。
これが他の工業製品と異なる部分ですね。
私は「癒やしの配当」と呼んでいますが、植物を持ち続ける・育て続けることで得られるこの配当はなかなかに馬鹿にできません。
これはポジショントークではなくて、最近疲れていると植物が風に揺れているのをボーっと眺めていると、なんか癒やされるのです。
これが植物を身近に置くことで定期的に得られるので、結構影響は大きいと思うのです。
農園に訪れるほとんどの方が「この緑に囲まれた空間、なんか良いですね」と仰りますし、そう言ってしまう気持ちがなんとなく理解できます。

もちろんお手入れを通して枯れないように目を光らせておく必要はあります。
基本的に手間が増えるので、植物を育てるのは不便で面倒なことなのです。
楽さ加減で言えば、スマホの中のデジタルなペットのほうが楽に決まっています。
でも、「不便益」という言葉がある通り、そこも含めて植物の良さなのだと思います。
※植物を身近に置くことのメリットはこちらの動画で解説しています

『これ「が」いい』が増えれば生き金比率が増える

植物に限らず、お金を使う時にこの考え方が大事なのではと最近思います。
昨今はインターネット広告が鬱陶しいくらい増えていますし、ECサイトのレコメンド機能もいちいち痒いところに届くありがたさですね。
でも、これらに応じることは『これ「で」いい』という妥協につながると思うのです。
その一方で大事なのが『これ「が」いい』だと思っていて、これを増やして行けることが生き金を増やすことにつながり、豊かな生活につながっていく気がします。
昨今は多様性が認められるようになってきたことですし、『これ「が」いい』と思える判断を重ねていきたいものです。

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