5月初旬にお預かりした植物がおおむね回復したので、先日オーナー様にお返ししました。
預かった状態があまり良くなったので時間がかかりましたが、なんとか良くなってくれました。
お預かり期間は約4か月
やっぱり株の養生には時間がかかる
5月頭にお預かりしたので、約4ヶ月預かった計算になります(前回の記事はこちら)。
ちなみにお預かりした当時の写真はこちらで、明らかに弱っている状態でした。
地下部の根も2/3くらいが腐っていました。
写真の通り、地上部もうなだれるように元気がありませんでした。
正直なところ、「これは厳しいかな？」と思ったのが本音でした。
初めの1-2ヶ月くらいはどんどん葉が枯れていくのでなかなか心に堪える日が続きました。
その後、葉の枯れが止まり、葉が増える方向に転換。
おかげで今は良い感じに育ってくれるようになりました。
なお、この間に花芽は5本くらいつきました。
ただ品種特性なのか老け花があまり残らなかったです。
咲いた花は古くなると根元から抜け落ちてしまいました。
新しい花が咲いては古い花が落ちるの繰り返しで、常時2-3本が咲いているという状態でした。
株の傷みが進行した期間分だけ、回復にも時間がかかる
今回治療して思ったことですが、株の状態が悪ければ回復にも時間がかかります。
株がダメージを受け続けた分だけ、その回復にも時間を要するということですね。
なかなか気づくことが難しいですが、気付いた時に早く手を打てればその分早く回復してくれます。
植物は生き物なので、日々の観察が大事だなと改めて感じました。
