Re:Anth

(サービス)冬期発送時に同梱するカイロについて

アンスリウム

冬になってからアンスリウムが咲かせる花は、流通量がピークの夏に比べてとても綺麗です。
晩秋以降は寒さの関係で店頭に並ばなくなることも影響してか、寒い時期のアンスリウムの注文は割と多くなっています。
その冬期に商品をお届けする際、梱包する箱の中にカイロを入れています。

カイロは箱の底・鉢の脇に入れて梱包

紆余曲折を経た結果、貼らないタイプの使い捨てカイロを入れています。
いろいろと商品を探しましたが、結局一番長く発熱をキープしてくれるのがこれだったんですね。
桐灰の24時間持続タイプです。
貼るタイプは接着剤がついていて嬉しいのですが、持続時間が短いので断念しました。

普段は主に、ヤマト運輸さんに荷物の配送をお願いしています。
ドライバーさんはどの方も落ち着いた方で安心してお願いできるのですが、最近人手不足やEC市場の拡大により、延着が目立つようになってきました。
そうなると箱の中に入っているカイロが冷めてしまうというリスクが高まってしまいます。

それは困るといろいろと他にも商品を探してみました。
でも、この桐灰以上に持続するタイプが売っていないんですね。
少し前まではペット輸送用のカイロが候補として上がっていたのですが、最近売られなくなったみたいですね。
過去、輸送時に何かトラブルが起きたのかもしれませんが。

カイロは空気に触れ続けないと発熱が止まる

カイロは鉄・水・バーミキュライト・活性炭・塩類によってできています。
そのうち、鉄が酸素と反応することで発熱します(他の素材は鉄の反応の補助剤です)。
そういう仕組みで温かくなるので、空気に触れ続けないとカイロは冷めます。

そんなわけで、当園では箱の底に袋から出したカイロをそのまま入れています。
輸送中の箱底の隙間で動いて、空気に触れてほしいからですね。
見栄えで言えば透明の袋に入れるとか、そういうことをやったほうが良いのは理解しています。
ただそれをやると空気がカイロ本体と触れなくなってしまうので、敢えてそうしています。

使用済みカイロの使い道

そんなわけで、当園で冬にアンスリウムを購入いただくと使用済みカイロが漏れなく手に入ります。
荷物が届くタイミングによっては、またカイロが温かいかもしれません。
そのまま冷えるまで使ってもらってもいいですし、要らない方はそのお住い地域のルールに従って廃棄してください。
地域によって可燃ゴミだったり不燃ゴミだったり扱いが異なります。

ちなみに、使用済みカイロは他にも使い道があるのをご存知ですか?
カイロには消臭効果があるので、靴やブーツ、お部屋などの消臭に使用できます。
また、除湿効果もあるため、靴箱やクローゼット、物置に置くのも良いです。
その他土壌改良材や水槽の水質浄化にも使えるそうです。
こちらのサイトを参考にしました

まとめると

よく早く温かくしたくてカイロを揉む方がいますが、これは逆効果らしいです。
揉むと中の粉がカイロ表面の不織布にある通気孔が詰まるからだそうです。

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • LINE

Re:Anth

一覧にもどる