Re:Anth

(ひとりごと)やっぱり生産者はお客様をわかっていない

アンスリウム

先日の記事でお願いしたお客様インタビューは、週末に無事終えることができました。
皆さんすぐに快諾していただけて、とても良い機会になりました。
ありがとうございました。
1対1で個別に話を伺いましたが、思ったより盛り上がりました。
基本こちらが質問するスタンスでしたが、あちらさんからも日頃思っている質問をお持ちだったので、
予定時間ギリギリもしくはオーバーまでみっちりお話できました。

生産者はやはり消費者/お客様のことを全然わかっていない

まず一番に感じたのがこれですね。
正確には「わかるための手段が限られている結果、わかることができていない」が正しいのですが…。

例えば、
普段当園で買い物をしてくれている方がどんな方なのかとか、
どんな背景で当園のことを知ってくれたのかとか、
いろいろアンスリウムの商品が並ぶ中でどうして当園の商品を選んでくれたのかとか、
なんでこれまでホームセンターで買い物していたのにチャレンジングなECで花を買ったのかとか、
そういう背景って生産者は意外と知る機会が少ないわけです。

ひょっとしたら、卸売市場としてか付き合っていない生産者とかは、一生知る機会がないかも。
だって、生産者って基本出不精ですよ。
そりゃ外に出ていけばこういう情報を得る機会はもらえるでしょうが、消費者の方に質問するという発想が無いとそこまでたどり着けないでしょう。
おそらくこのインタビューの話を同業者にしたら、「なんでそんなめんどくさいことやるの?」と言われると思います。

YouTubeやブログなどの情報を見て選んでくれたお客様が意外と多い

当園は観葉植物の生産が主な仕事ですが、YouTubeやブログで情報を発信しています。
当園で購入を決めてくれた方は、先にこれらを見てくれているということが意外でした。
やはり、どんな人が商品を作っていて販売しているのかは気になるようです。
正直私は「写真で見て良さげアンスリウムなら価格感が合えばどこでも」という判断基準で商品が買われているのかな?とか思っていました。
でも、そうではなかったようです。
EC時代になっても人対人なんだなと改めて考えさせてもらいました。

そういえば、少し前にまったく業界が違う人に「君のブログ見てますよ。いい文章書きますね。」と褒めていただきました。
ブログを始めて1年と少しですが、まさか異業界の方が見てくれているとは思ってもみませんでした。
実はこの頃、ブログをいつまで続けようかな…とか思っていました。
この言葉をもらえなかったらもうブログ辞めていたかもしれませんね、今思えば。

今後ECサイトの動きを変えていくきっかけをもらった

現在Yahoo!ショッピングをECの主戦場にしていますが、今後は変わってくると思います。
実は「なんでYahoo!なの?」という質問も多かったのです。
背景はいろいろありますが、当園の知名度も少しずつ上がってきました。
そろそろ少し戦い方を変えていこうと思える機会をたくさんいただきました。
インタビューに応じていただいた方の中には、こういう分野に明るい方もおられました。
謝礼をさせていただくとは言ったものの、他人の商売にここまで向き合っていただけるのは本当に嬉しい限りです。

まとめると

インタビューは相手を変えて定期的にやっていこうと思います。
質問があればその場で応えさせていただく時間も取りますので、「次は私も」という方はぜひ。

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