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アンスリウムにとって怖いのは、葉焼けより根腐れ

アンスリウム

今回は、アンスリウムの「根腐れ」についてまとめました。
夏のトラブルといえば葉焼けが挙げられますが、実は一番怖いのは「根」です。
水やりの仕方ひとつで、元気だったアンスリウムが一気にダメージを受けることもあります。
今日は“水やりの沼”にハマらないためのコツを解説していきます。

夏の置き場所で失敗する理由

①高温多湿
 土の中が蒸れて酸欠状態になります
②水やりの頻度が増える

 暑い=喉が乾いてる?と思って、つい水を与えすぎがちになります。
③夕方の水やり

 昼間に熱を持った土が、夕方の水で蒸し風呂状態に

この3つが重なると、根は”呼吸できずに窒息”してしまいます。

1. 夏の水やりNGパターン

1-1. 毎日のように頻繁に水を与えてしまう →土が乾いてなくても与えてしまう
1-2. 土の表面だけ確認して水を与えてしまう →実は中はしっかり濡れていることも
1-3. 夕方日が出ている時にたっぷり水を与えてしまう →西陽の影響で蒸し風呂状態

「喉が渇いてそうだから…」と同情してあげるのは逆効果。
アンスリウムは意外と“乾き待ち”のほうが好きです。
また、受け皿に溜まった水は忘れずに捨てるようにしましょう。

2. 正しい”指先チェック”のコツ

2-1. 表面が乾いたら、指を第一関節まで突っ込んでみる
2-2. 中まで乾いていたら、そこで始めて水やりOK
2-3. 鉢を持ち上げてみて、軽かったら乾いているサイン

水やりの判断は、土の表面だけでなく中身をチェックするのが鉄則。
「指先と鉢持ちチェック」のダブル確認が、根腐れ防止の鉄板ルールです。

3. 根腐れが見られた場合の対策

3-1. 掘り出し、腐った根とその周辺の土を除去
3-2. 新しい土に植え替え、必要に応じて鉢下げを実施
3-3. 明るい日陰で養生し、水やりは土が乾いてきたら控えめに

上手くいくと2ヶ月くらいで新しい葉が出てきます。
枯れるのは怖いですが、ちょっとした勇気ある応急処置で株は救えます。

夏の根腐れは、放っておくと一発で株を失う怖いトラブル。
でも、正しい水やりと環境さえ整えれば防げます。
大事なのは“与えすぎない勇気”です。
アンスリウムは結構強い植物なので、ちょっと乾かし気味のほうが元気に育ちます。

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