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酷暑を乗り越えた株は、涼しくなると回復し始める

アンスリウム

最近ようやく涼しくなってきました。
アンスリウムは暑い方が売れるのでもう少し暑さが続いてほしいという願いはありつつも、酷暑があまりに続くと株が夏バテからなかなか回復しません。
先日夏バテに関する記事を書きました。
この時期に咲いてくる花は少し特徴があるので、そこを解説しようと思います。

株が夏バテをすると咲く花は小さくなり、低い場所に咲きやすい

酷暑が原因で株が夏バテすると、その後咲く花がこれまでに比べて少し変化します。
まず新しい花が低いところに咲きます。
古い花の方が高い場所にあり、それに隠れるような咲き方をします。
熱線による温室内の温度上昇を防ぐために遮光することも原因かもしれませんが、
夏に咲く花は低い場所に咲きます。

また、古い花に比べて花の大きさが小さくなります。
これも夏独特の現象です。
一般的に花が小さくなるのは肥料不足や根詰まりが原因と言われます。
それと同じ現象が夏の高温によってももたらされます。

涼しくなってから咲く花は鮮やかさを取り戻す

もうひとつの特徴は、涼しくなると花に鮮やかさが戻るということです。
夏真っ只中に咲く花は、新しい花にあまり鮮やかさが伴いません。
ちょっと色褪せたような、色素が薄い花が咲きます。
涼しくなると、新しい花がキレイになってくるのです。

夏の暑さを乗り越えた株は強くなる

涼しくなって新しい花を咲かさずに枯れる株もあります。
そんな中、写真のようにキレイな花を咲かせる株を見ると、「あー、こいつは暑い夏を乗り越えたな」と感じます。

また、夏の酷暑を乗り越えた株は強くなります。
株の太さが一層目立ち、新しく咲く花も立派になります。
アンスリウムは上手く手入れすると1年を通して育ち続けてくれます。
花がたくさん咲く株を購入するのも良いですが、このように育てていくという楽しみ方もアリだと思います。

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