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茎が伸びすぎた株をどう生かすか2

アンスリウム

前回の記事「茎が伸びすぎた株をどう生かすか1」の続きです。
水苔で巻いた株が定着するまでは油断できないので、経過観察をしていきます。
どのへんを見ると良いのかをメモとして残しておきます。

定着していない株は、下位の葉が徐々に萎れてくる

一番に見るべきなのは「下位の葉」です。
株が上手く定着していないと、植え込んだ株の葉が下位から少しずつ萎れてきます。
当たり前ですが、茎が干からびてしまっている部分を苔で巻いても水を吸収できません。
茎の切り方や苔の巻き方が良くないとこんな症状が出てきます。

逆に、植え込みが上手く行くとこの反応が変わってきます。
葉の萎れは起きないか、葉が萎れたとしてもそれは初めのうちだけで、いずれ止まるようになります。
アンスリウムは生育がゆっくりなので、定着したと思っていても、すぐには良い反応をしてくれないわけですね。

葉や株元の色が良くなってくる

株が上手く定着すると、葉の色が徐々に良くなってきます。
また、株元の成長点の色が良くなってきます。
ここまで来れば、峠は越えられたと思っていいでしょう。

これから寒くなるので、油断はできない

前回の記事で「伸びすぎた株をなんとかしたいという問い合わせは結構多い」という話をしました。
この問い合わせが来るのが秋というのが、復活までの難易度が上がる要因です。
アンスリウムは寒さに弱いので、もしこのような作業をするなら春先のこれから気温が上がっていく時期にするのがベターです。

もし株に対してあまり望ましくない手入れをしてしまったとしても、
気温が高いとなんとか乗り越えてくれることが多いですが、気温が低いと乗り越えられない場合もあるためです。

株が定着しきるまでは、もう少し観察メモを残してみようと思います。

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