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茎が伸びすぎた株をどう生かすか7

アンスリウム

前回のご報告からさらに3ヶ月。
お預かりしてから、実に半年が経過しました。
「茎が伸びすぎた株をどう生かすか」シリーズも第7弾となりました。

今年の母の日は5月10日(日)です。
別記事にて母の日にアンスリウムを選ぶべき理由についてまとめました。
→母の日商品のラインナップのご確認はこちらから

触れば分かる、株が回復してきた兆候

写真をご覧いただくとお分かりいただけるでしょうか。
葉が旺盛に茂り、見違えるように立派な姿へと成長してくれました。
写真では少し伝わりづらいかもしれませんが…
ポットを外から触ってみると、内壁に太く力強い根がびっしりと張っています。
着実に根鉢を形成しているのがわかるのです。
葉の枚数も随分と増え、青々とした艶を見せています。

そして何より嬉しい変化が、株元からひょっこりと顔を出した「白い花芽」です。
植物にとって、花芽が出るということは非常に大きな意味を持ちます。
株がダメージを受けている状態だと、植物は自身の生存を最優先します。
葉と根を増やすことにすべてのエネルギーを注ぎます。
つまり、花芽が出たということは、株が十分に回復し、「生長期」から子孫を残すための「生殖期」へと移行する準備がしっかりと整ったという証なのです。

お預かりしていた大切なお客様のアンスリウム。
無事に元気な姿へと蘇り、お客様の元へとお返しする見通しが立ったこと、生産者としてこれほど嬉しいことはありません。

アンスリウムの「価値」を見つめ直す

以前の記事でも少し触れましたが、このアンスリウムは、
お客様のお父様が10年以上にわたってご自宅で大切に育てられていたものでした。
それを息子さんであるお客様が引き取り、
ご縁があってANTHICALが再生を託されたという経緯があります。
私たちが日々丹精込めて育てているアンスリウムがどれほど出来の良いものであったとしても、
この株が持つ「家族の歴史」や「思い出」という価値を代替することは決してできません。

よく、アンスリウムはその価格帯や華やかさから、
贈答品として胡蝶蘭の代替として見られることがあります。
同業の方々とお話ししていても、比較される機会が非常に多い植物です。
しかし、アンスリウムの真の魅力は、ただ飾って楽しむだけではありません。
「共に時間を重ね、育てる観葉植物」であるという点にあります。
この役割は、贈り物選びの際によく比較される胡蝶蘭には、決して担うことのできない独自の価値なのです。

植物と人が織りなすストーリー。
その中心にあるアンスリウム自身が持つ唯一無二の価値について、私たちはこれからも真摯に向き合い続けていきたいと改めて感じた半年間でした。
元気になった姿でお客様の元へ帰る日が、今からとても楽しみです。

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