YouTubeにて「植え替え作業中の動画を観たい」というコメントを多数いただきました。
11月を過ぎているので、植え替え作業のタイミングとしてはかなり微妙ですが、来春に向けてご覧になっていただくと良いと思います。
Vol.45にて植え替え作業の注意点をまとめています。
これをセットでご覧いただくとよろしいかと。
①まずは土を正しく用意しよう
植え替え作業をするにあたり、まずは土を用意する必要があります。
動画の中では、当園が販売する鉢・土セットについて案内しています。
そして、今回はそのセットを使った植え替え作業を解説しています。
別に土は当園のものでなければならないということはないです。
面倒でなければ、ご自身で用意いただいたものを使ってください。
ただし、ホームセンターなどで売られている観葉植物の土や、洋蘭の土はアンスリウムに合わない可能性が高いのでおすすめしません。
アンスリウムについて詳しくない店員さんから、「同じ着生植物なので洋蘭の土を使えば良い」という案内をされることもあるようですので、そこは注意が必要ですね。
②間違った土選びによって傷んだ株は元には戻らない
これまでの動画で「植え替え失敗の8割は土選びのミス」という話をしています。
間違った土を使って植え替えると、その後しばらくはその土で株が育つわけですが、この間に根がかなりダメージを受けます。
上述の土は排水性が良すぎるので、植え替え後に水不足の症状が出て株が弱り始めるのです。
一度弱ってしまった株は基本的に元には戻りません。
花・葉が小さくなり、見た目がとても不格好になります。
さらに根腐れが誘発し、養生がかなり難しくなります。
なので、この植え替え前のタイミングで適切な土選びをしたいところですね。
③土選びさえ正しければ植え替え作業は成功したも同然
さて、土選びさえ間違えなければ後は上手くいったも同然です。
動画を参考に、植え替えを進めていってもらえれば問題ないです。
要所要所で植え替え作業のワンポイントを解説しています。
そのあたりを押さえてもらったらさらに安心かと思います。
おわりに
やってみると意外とシンプルなものです。
でも、そのシンプルな手順がこれまでなかなか消費者の皆さんに伝わってこなかったのです。
その結果、間違った植え替えをしてしまい、残念ながら株を枯らしてしまった方もおられると思います。
そういった事態をできる限り減らしたい想いで、今回の動画を作成しました。
ぜひ御覧ください。
ではまた。