Re:Anth

やっぱり日本人はルールを守る習性が強いと思った

ひとりごと

家族のリクエストに応える形で、ふと開店前のお店に並ぶことになりました。
割と滋賀県は穴場エリアらしいという情報をSNSで見たからですね。
こういう経験は初めてだったのですが、並んでいる方々の行儀が良いのがとても印象的でした。
お店の雰囲気を乱さない、ルールを守るとても気持ちの良い人達です。

規則正しく店先に並ぶ人たち

渋谷のスクランブル交差点、朝の電車のプラットフォームなど、
日本人は特に誰が指示したわけでもなく自然と並ぶ習性があります。
昔起きた東日本大震災でも暴動が起きなかったのは、海外では信じられないことらしいですね。
そう思うと、日本人はルールを遵守するとても規律正しい国民性があるなと思われされます。

そのルールは誰が作ったものなのか

ここで気になったのは、この「無言で並ぶルールは誰が作ったのか」ということです。
別にお店の貼り紙に「一列に並んでください」と書かれているわけでもなく、
ただお店に来た順番に並び、黙って自分の番を待つのです。

この時、誰か海外の方が列に割り込む形で入ってきたら、「割り込みはダメだよ」と言うでしょうか。
多分黙って見つめる方が多いのではないかなと。
海外の方からすれば、特にそんなルールはどこにも書かれていないし、開店と同時に店内に入っていくでしょう。

何が言いたいかというと、
自分たちって特に明文化されているわけでもない「暗黙のルール」に縛られている部分があるんじゃないかということです。
誰が決めたわけでもない、でも守らなかったからといって罰則があるわけでもない。
そんなルールを守るのはある意味「考えることをやめている」ということにならないのかなと。
こういう暗黙のルールが日本にはたくさんあります。
そして、それによって日本が犯罪の少ない平和な国として維持されているのでしょう。
でもそれが生きづらさを生んでいる一因になっているのでは?とか思ってしまいました。

「そのルール、誰が決めたの?」という言葉を頭に置いておく

少し前に「ハック(huck)する」という言葉が流行りました。
インターネット業界の用語で、よく個人情報を盗む「ハッカー(hucker)」・「ハッキング(hucking)」という言葉の語源です。
そもそもハックには「ルールを破る」という意味があり、それ自体に良い悪いはありません。
私はこの言葉が結構好きで、仕事をする上でいつも意識しています。

私のいる農業界も例に漏れず、そういう暗黙のルールが結構あります。
年を取ってしまうと従っておくが楽だから、ついそういうルールを無条件で守りがちです。
でも、「そのルール、誰が決めたの?」という質問は常に頭に置いておきたいものです。

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