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(商品)アンスリウム用の土は他の植物にも使える?

よくある困りごと

アンスリウム専用の土を販売してからというもの、多くの方にお求めいただけるようになりました。
それくらい皆さんのお力になれているということで嬉しく思います。
そんな中、「アンスリウムの土って観葉植物なら他の植物にも使えるの?」という質問が来ました。

アンスリウム属の植物に対してはほぼ万能

先に答えを言うと、「アンスリウム」が名前にある植物に対しては基本的に使えます。
ちなみにアンスリウムというのは植物分類学上の「属」と呼ばれるグループのことです。
アンスリウム属の中にいろいろな種が分類されているわけですね。

ちなみに、当園でメインに作っているのは「アンスリウム アンドレアナム」です。
アンスリウム属の中の「アンドレアナム」という種を主に作っています。
「アンドレアナム」種の他に、こんなものがあります。
「 フーケリー」とか、「クラリネルビウム」とか、「ビッタリフォリウム」とか、結構いろいろあります。
アンスリウムはサトイモの仲間なので、よく見たらどれもハート型の葉をしていますね。
そんなわけで、「アンスリウム」が名前に入っている植物に対してはそのまま使えると思ってください。

アンスリウム属以外の植物にはひと手間が必要

日本にはいろいろな観葉植物が世界中から集まってきています。
中にはアンスリウム属以外の植物も結構あります。
もし興味があれば、名前をググってみると面白いですよ。

さて、これらのアンスリウム属以外の植物に対しアンスリウム専用の土を使う場合は注意が必要です。ひと手間を加えるか、使わない方が良いという場合に分かれますね。
土の粒度が重要な場合は、砂や石を少し混ぜてあげないといけません。
また全く相性が合わない植物もあります。
例えば胡蝶蘭はラン科の植物で、これにアンスリウムの土はマッチしません。
逆もまたしかりで、胡蝶蘭に好んで使われる土をアンスリウムに使っても上手く育ちません。

園芸を初めたばかりの人が「土ならなんでもいいんでしょ」とか言って適当な土を使って枯らしてしまう人がいるのはこのためですね。
土にも相性があることは知っておいて損はないですね。

寄せ植えをするならアンスリウム属でまとめよう

これまでの話を少し応用すると、寄せ植えを成功させるポイントが見えてきます。
要は「寄せ植えはアンスリウム属同士でしましょう」ということですね。
寄せ植えは自分で好きな植物を組み合わせることができるのが最大のメリットです。
でも見栄えが良いとかオシャレだからと、観葉植物をなんでも同じ鉢に寄せ植えてしまうと、しばらく経つとどれかの株が先に枯れて行きます。

これを知っておくと「なんか一部の植物だけ枯れてきたぞ」といった事態を防ぐことができます。
これ町中でたまに見るんですよ。
一部の生花店や、ギャザリング愛好家の方がこれをたまにやっていて、「あちゃー」とか心の中で思っています。
寄せ植えた当初は綺麗ですが、半年もすれば見栄えが悪くなってくるはずです。

まとめると

土はシンプルなようで奥が深いものです。
その植物に合った土は今は簡単に調べられます。
大事な植物が枯れてしまうリスクを減らすことができますよ。
参考にどうぞ。

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