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過保護が招いた観葉植物の失敗談

アンスリウム

先日「緑に囲まれると良い」という記事を書きました。
緑に囲まれた空間は心を落ち着かせ、空気も清浄にしてくれる素晴らしい効果があります。
しかし、その愛情が時に暴走してしまうこともあるのです。

過保護は人にも植物にも優しくない

「愛情の与えすぎ」が、植物にとっては時に害悪になることをご存知でしょうか。
あるA様は、「乾燥させてはかわいそう」という思いから毎日たっぷりと水を与えていました。
その結果、アンスリウムは根腐れを起こして葉が次々と茶色く変色。
慌てて植え替えをしましたが、もはや手遅れ。
値は茶色く腐り、株が復活することはありませんでした。

また、B様は「植物だから日光が大好きなはず」と信じて、アンスリウムを真夏の直射日光の当たる窓辺に置き続けました。
結果、葉焼けを起こした葉はまるで枯れ木のような姿に。
アンスリウムを他の植物と同じように扱ってしまっていました。

さらに珍事例として、「肥料をたくさんあげれば大きく育つ」と考え、推奨量の3倍の肥料を与え続けたC様。
結果、アンスリウムが徐々に弱って枯れてしまいました。
これは肥料焼けという状態で、過剰な栄養が植物に害を与えてしまったのです。

「ほったらかし」くらいでちょうどよい

植物たちは実は私たちが考える以上に「ほったらかし」が得意な生き物です。
過保護になりすぎず、その種類に合った適切なケアを提供することが、植物との長い付き合いの秘訣なのです。

土の表面が乾いているか、葉の状態はどうかなど、
植物自身が発するサインに注目してみましょう。
葉が垂れ下がっていれば水不足、黄色くなっていれば水のやりすぎかもしれません。

植物との関係は、まさに「適度な距離感」が大切。
過度に心配せず、かといって完全放置もせず。
バランスの取れた関係を築くことで、植物も人も心地よく過ごせる空間が生まれると思います。

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