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アンスリウム切り花を長くきれいに楽しむコツ

アンスリウム

アンスリウムは切り花と鉢花の、主に2つの使い方があります。
当園は鉢花の生産者ですが、ほんの僅かですが切り花も一部提供しています。
切り花を長く楽しむためには、鉢花とは違ったちょっとしたコツがあります。
知っておくと、花持ちを2~3倍くらいに伸ばせると思います。

水切りをする

「水切り」は水揚げの一種です。
水揚げとは、切り花の茎の一番下部の切断口を1-2cm程度切り取り、切り花に水を吸わせる作業です。
この時、空気中で切り取るのではなく「水の中で」切断口にナナメにハサミを入れるのが大事です。
これが「水切り」と言われます。
名の通り「水の中で切る」と理解すると良いと思います。

水切りの方が良い理由は、切断口を空気中で取ると、茎内にある水の通り穴(道管)に空気が入るからですね。
人間だって、注射をする時に血管内に空気が入ると血流を妨げて大変なことになりますよね。
それと同じです。
またナナメにハサミを入れるのは、切断面の面積を増やすことで水の吸収量を増やすためです。

フラワーベースの水は1-2日ごとに交換する

水は「淀み」があると菌が繁殖し、腐っていきます。
当然、そんな水に挿されている切り花も腐敗していきます。
川の水が腐らないのは、常に流れているからですね。
フラワーベースの水は淀んでいる状態なので、定期的に新しい水に交換してあげる必要があります。

フラワーベースの水に切り花保持剤を添加する

生花店などにおいてある切り花保持剤を添加すると切り花は枯れにくくなります。
菌の繁殖が抑えられたり、花が萎れる原因となるホルモンである「エチレン」を抑制したりします。
ちなみにこういうものです。

アンスリウム切り花はかなりコスパが良い

他の花に比べてアンスリウムの切り花は花持ちが良く、長く楽しめるものです。
今回のコツを押さえておくと、さらに長く楽しめると思います。
もちろん、アンスリウムだけでなく他の花にも使えます。
切り花が家にある華やかになりますので、ぜひ試してみていただくと良いと思います。

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