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一度死にかけた株を回復させるには

アンスリウム

アンスリウムを育てていると、時に「もうダメかも…」と思うほど弱ってしまうことがあります。
私も大切に育てていたアンスリウムが枯れかけてしまい、途方に暮れた経験があります。
ハート型の光沢ある葉と鮮やかな花が魅力のこの植物は、適切なケアさえすれば驚くほどの回復力を見せてくれるのです。

アンスリウムが弱る主な原因は「水やり」

アンスリウムは水やりの加減に多少コツが必要です。
過湿も乾燥も良くありません。
土の表面に注意し、また鉢の重さの確認も合わせて行うことで鉢に水が少なくなっている状況を把握し、そのタイミングで水やりを実施します。
特に冬場は水やりの頻度を減らすことが重要です。

次に「生育環境」を見直す

アンスリウムは熱帯原産で、明るい日陰を好みます。
直射日光は葉焼けの原因になるため、遮光する必要があります。
ただ、農園のように大量に作っていると、すべての株の環境を整えきるのはなかなかに難しいのです。
同じようにやっていても水がかかりにくい場所や、風が通りやすく土が乾きにくい場所など、農園の各所には「クセ」があります。
それを理解しておくと、早めに手を打つことができますね。

弱った株を救う際は「肥料を与えない」こと

株を元気にする時に、一旦肥料は与えないようにしたほうが良いです。
人間でも、風邪を引いている時は食べ物をがっつり食べるよりまずは身体を休めますよね。
それ同じです。
その後身体が回復してお腹が減ってこそ、食べ物が必要になります。
回復の兆しが見られてから、肥料は与えるようにしたほうが良いです。

アンスリウムの回復には時間がかかる

弱ったアンスリウムが回復するまでには時間がかかります。
焦らず、植物の変化を観察しながら、少しずつケアを調整していくことが大切です。
私の場合、その株が完全に回復するまでに約6ヶ月かかりました。
今ではいくつもの新芽を出し、美しい花も咲かせています。

アンスリウムは私たちの心遣いに応えてくれる素晴らしい植物です。
もし今、大切なアンスリウムが元気をなくしているなら、ぜひ参考にしてください。
植物には驚くべき生命力があります。
適切なケアと少しの忍耐で、再び美しい姿を取り戻すことができるでしょう。

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