
先日の記事にも書きましたが、夏越しした株は休ませることで復活させることができます。
とはいえ、新しい花を咲かせるには少々コツがあります。
今回はそのコツについて、3つの観点でお伝えしようと思います。
夏の影響を1-2ヶ月おきに受けるので、秋になってすぐは生長が鈍い
アンスリウムは良くも悪くも鈍い植物です。
葉焼けなどの直接的なダメージはすぐに症状として出る一方、
根腐れや水涸れなどの影響はそのストレスが生じてからしばらくの時間を要します。
ということは、夏の暑さが落ち着き穏やかな天候になった影響も後になって現れます。
つまり、夏越した株がすぐ回復を兆しを見せるというわけではありません。
なので、涼しくなってすぐに花が咲かないからと焦るのはNGです。
株を信じて少し待ってあげることをおすすめします。
秋の追肥は昨今の気候なら問題ない
これから冬に向けて寒くなる中で、秋の追肥はしない方が良いという手引があります。
でも、育てる環境を考えるとアンスリウムもそうかというとちょっと疑問が残ります。
アンスリウムは室内で育てる植物です。
最近の家は保温環境が整ってきており、冬でも室温が維持されるところが増えています。
もしマンション住まいで冬でも暖房をほとんどつけなくても良いという方であれば、
アンスリウムが花を咲かせる環境条件を冬でも満たしている場合も多いのです。
これらの条件にあてはまる場合は、逆に秋の追肥をするのはOKです。
一律にそうだとは言えないので、育てる環境が冬にどうなるのかを調べてみると良いと思います。
葉を間引く
上手く育てていると、夏の間に株の葉が旺盛に茂っている場合が多いです。
その場合は軽く葉を梳いてあげましょう。
参考動画はこちら。
葉と葉の間に隙間を作るのはとても効果的です。
風通りが良くなったり、光が満遍なく株元に当たるようになります。
株の蒸れも防ぐことができます。
これらのポイント押さえると、夏越しした株がその後により大きく育ってくれます。
ぜひ参考にしてみてください。