
前回の記事「茎が伸びすぎた株をどう生かすか4」の続きです。
あれから1ヶ月経ち、株がさらに回復してきたので経過をまとめました。
成長点から伸びた葉が展開し、瑞々しく維持されている

写真のように、傷みから回復して育ち始めた株からは新葉が展開してきます。
こうなると水分をガンガン吸収するので、土(水苔)の乾きが一気に早まります。
そうなると根は張ってきたと考えて良いでしょう。
実際にトレーから株を抜いてみた様子がトップ写真です。
根がびっしりと張っていました。
根張り状況としては十分なので、今後ポットへの定植へと移ります。
ひとつのファイトマー内で形成される順番は「根→葉(→花)」
「茎が伸びすぎた株をどう生かすか3」で簡単に説明しましたが、アンスリウムの株はファイトマー1が積み重なって上に伸びていきます。
その1つのファイトマーが形成される時、目に見える形では根→葉→花の順番で形成されます。
花については株がある程度成熟しないと形成されないので、株の生育初期では花はできません。
写真のように太い根が出てきているなら、この後どんどん新葉の芽が出てくることでしょう。
ひとまずは、預かった苗が峠を越しきってくれたようで何より。
今返却すると寒さで生育が止まる可能性があります。
春先までは当園で大きくしたほうが良いでしょう。