昨日アンスリウム先生のVol.47が公開されました(画像をクリックすると移動します)。
今回のテーマは「縦に伸びすぎた株の対処法」についてですね。
皆さん、1年以上育ってきた株のお手入れはどのようにされていますか?
アンスリウムは基本的に上へ上へと縦に伸びていきます。
なので、長く育てていればいるほどグラグラになってきます。
バランス悪く横に倒れてしまうと大変滅入るのが困ったところです。
今回の動画では、育てている期間ごとに対処法をまとめてみました。
参考にしていただければ。
①育てている期間が1年未満の株の手入れ
基本的に育てている期間が1年未満であれば、鉢上げなどの鉢を替えることは必要ありません。
ホームセンター等で販売されている支柱で株を固定してあげましょう。
この時、支柱を若い花にしてしまう方がおられますが、これはやめた方がよいですね。
若い花の茎はこの後も太く育つ可能性があるんですよ。
このタイミングで支柱で固定してしまうと、生育を邪魔してしまうおそれがあるのです。
また、若い花は組織が柔らかく傷もつきやすいです。
この傷が原因で枯れてしまった…ということにも繋がりかねません。
なので、支柱で固定するなら古い花にしてあげましょう。
古い花ならこれ以上生育が進むことはほとんどありません。
若い花に比べて組織が堅く、安心して固定できますね。
②育てている期間が2年以上の株の手入れ
次に1年以上育てている株の場合です。
2年位を目安に、ここまで長く育てられているのなら、植え替えを検討されても良いと思います。
動画にもある通り、根鉢が形成されていたら基本的に植え替えを急いだ方が良いですね。
この時の注意として、株が縦に伸びているからと、縦に長い深鉢を使ってしまう点が挙げられます。
基本的に縦に長い深鉢は植物を育てる上での機能性はあまり備わっていません。
見た目重視であることがほとんどなのです。
鉢が縦に長いと、鉢の上側と下側とで土の状態が大きく変わってしまうのです。
一律の管理ができなくなるので、部分的に根腐れを起こしてしまうことにも繋がります。
できればふつうの深さの鉢を使ってあげましょう。
③株が鉢に収まらない場合の「挿し木」
「株が縦に伸びすぎて鉢に収まらないよ!」という方もおられるかと思います。
その場合は挿し木をしてあげましょう。
アンスリウムにおける挿し木とは、土の表面から少し上くらいで株を切り、それより上の地上部を植え替えてあげることですね。
よくそのまま挿す人がいますが、上手く行けばこのやり方でも根は出てくると思います。
より安心安全さを求めるなら、先に水苔やバーミキュライトなどで茎の部分を覆ってあげて、根がやや出てから植え替えをするという段階を踏んだ方が良いです。
この一手間をしてあげるだけで植え替えの成功率が上がりますので、ぜひ試していただければと思います。
最後に
ざっとサマリーを書かせていただきました。
もうちょっと詳細を見てみたいという方は、ぜひ動画本編をご覧いただければと思います。
ではまた。