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【ひとりごと】宅配業者の手を煩わせない届け方

ひとりごと

※宣伝※ 5/12(日)に品種検討会開催

5月12日(日)10時からを予定(参加希望者の情況によっては、開始時間を変更します)
アンスリウムの細かい品種情報や、生産者目線の育て方について詳しく知れる良い機会です。
ZOOMにてやりますので、PCかスマートフォンにてご参加ください。
お申込はこちらから。詳細情報はこちらの記事にまとめています。

※宣伝※ 6/2(日)にオープンファーム開催

時間は10-16時まで、当園ではこの時間農園を開放しています。
こちら(LINEへ繋がります)から事前予約をしてからご来園いただくととても嬉しいです。
お客様のバッティングを防ぐため、事前予約をおすすめします。

農園住所:527-0016/滋賀県東近江市今崎町625

(本稿本編はこちらから⇓)

当園は個人のお客さんを中心に宅急便による荷物の発送を行っています。
先日こんな記事を読みまして、改めて荷物の出し方を考えないといかんなーと思いました。
世の中便利になってきていて、それは大変喜ばしいことです。
一方でサービスの過剰化が社会問題になっているのも事実です。
そのしわ寄せを受けているところのひとつが「流通・宅配業界」でしょう。
当園ではヤマト運輸・佐川急便の2社を中心に発送をしています。
両社とも良い関係を築けていると感じています(担当者さんの声を聞く限りでは先方もそう思ってくださっているはず)。

荷物を「運ばせてやっている」という古い価値観

時代の違いもありますが、宅配業界はだいぶ軽く見られていました。
モノを作っている人が偉く、荷物を右から左に運ぶ宅配業者は下に見られていたそうです。
恥ずかしい話、当園の属する園芸業界・農業会ではこのような価値観がありました。
農園の出荷場から荷物を運び出す際の導線・足場もしっかりしていないところが多かったようです。

最近はECサイトや直送がアタリマエになったので、この事情はだいぶ改善されています。
それでも、私のひとつ上の世代の方にはこういった古い価値観が未だに残っています。
時代錯誤も甚だしい話ですね。
そういえば、関西には取引先を「さん」付けで呼ぶ風習が強いです。
これはとても良いと感じていて、私の周りでも「ヤマトさん」「佐川さん」と呼んでいます。

商品を梱包する時の当園なりの配慮

こういった事情もあり、当園では梱包の仕方にかなり気を遣っています。
都度メジャーで測らなくても一目で箱のサイズがわかるようにしたり、
箱の中で花が擦れたり商品が動かないように緩衝材を入れたり、
集荷しやすいように梱包済みの荷物の置き場に注意したりと、
細かいですが、少しでも気持ちよく運んで欲しいという想いで荷物を用意しています。
その成果もあってか、当園では荷物の事故率がかなり低く、その分運賃を考慮していただいています。
ありがたい話ですね。

そういえば、「送料無料」という言葉が商品ページに記載されるようになってから、宅配業者が荷物を運ぶ時の手間を軽く見る風潮が出てきたそうです。
決して手間は無料ではないのに、そういう扱いをされるのは非常に心苦しいものです。

再配達・時間指定はドライバーに嫌がられるらしい

先の記事に書いてありましたが、再配達と時間指定はかなり嫌がられるようです。
時間指定は考え方によっては再配達のリスクを減らせるとは思いますが、置き配などの仕組みを使って宅配業者にとって配達しやすい環境を作りたいものです。
ちなみに、これは私の感覚の話ですが、「再配達された荷物は扱いが雑」になります。
ということは荷物に傷みが起きやすいということです。
荷物を届けて不在だったら「なんだよ!」と肩透かしを食らいますし、再配達は余計な仕事です。
配達する側からすればモチベーションだだ下がりになるので、理解できる話かと思います。

日本では「お客様は神様である」という考えが割と浸透しています。
これが「金を払ってさえいれば何をやってもいい」という解釈に転じましたが、金を払っているやつが偉いというのは間違った解釈でしょう。
こと宅配業界に関して言えば私もサービスを受けている身です。
気持ちよく仕事をしてもらえる環境づくりはサービスを受けている側の責任でしょう。
そんなわけで、当園に関わる様々な業者さんが気持ち良い環境作りを心がけていこうと思います。

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