当園ではアンスリウム専用土を販売しています。
先日「土から大量のコバエが発生した」というレビューをいただきました。
不快な思いをさせてしまったことは申し訳なく思う一方で、あまりこのような反応をいただいたことがなく「どこで混入したんだろう?」と気になったので、考察を記事にまとめることにしました。
ちなみに”コバエ”というハエは実は存在しません。
私達がキッチンなどで見かけるものの多くがショウジョウバエだそうです。
ショウジョウバエだけでも世界で2000種類以上あるとのこと。
また欧米ではショウジョウバエは”Fruit Fly(フルーツフライ)”と呼ばれています。
名前の通り、熟した果物や野菜が好物です。
出典はこちら。
※ご案内※ 来週末6/2(日)10-16時までオープンファーム開催
こちら(LINEへ繋がります)から事前予約をしてからご来園いただくととても嬉しいです。
お客様のバッティングを防ぐため、事前予約をおすすめします。
農園住所:527-0016/滋賀県東近江市今崎町625
いつコバエが土に紛れ込んだのか
当園ではピートモスを主原料とし、その他に燻炭や完熟堆肥などを混ぜて作っています。
そして1-2ヶ月間効果が続く殺虫効果のある薬剤を入れています。
さらに、作った後はそれほど時間を開けずに袋詰め作業を行います。
一度にまとめて作業し、出来上がった土袋は封をして梱包時まで倉庫で保管します。
袋詰め作業の場で「コバエが周囲を飛んでいるなぁ」と思う場面はあまりありません。
とはいえ、もしコバエが入るとしたらこのタイミングでしょう。
Googleさんに聞いてみると、コバエは2-3週間で世代交代するそうです。
袋詰めしてから梱包するまでの保管期間、梱包して発送してからお客様の手元に届くまでの輸送時間、そしてお客様の手元に届いてから植え替え作業のために消費されるまでの時間を考えると、餌の無い袋の中で次の世代に向けた繁殖活動をするのはちょっと無理があるように思います。
もちろん注文が大量に来た時に在庫が不十分だったという場面もあります。
その場合は急いで袋詰めをして用意することになるので、上記の期間は短くなりますが。
植え替え後しばらくして湧いたコバエはどこから来たのか
以上の流れを考えると、植え替えをしてしばらく経った(1-2週間)後にコバエが湧いた場合、お客様の手元に届いてから何らかの場面でコバエが紛れ込んだ可能性があります。
部屋の中にたまたまいたコバエのせいかもしれません。
はたまた他の植物の土にいたコバエが移ってきたせいかもしれません。
逆に当園がお届けした土袋を開けた時に虫が飛び出してきたのであれば、それは当園側で紛れ込んだと考えられます。
コバエが発生したら、粛々と対処するくらいしか方法がない
結局コバエが発生してしまった場合、運が悪かったと思うのが良いのかもしれません。
土は自然の中で出来上がったものなので、虫がたまたま中にいることもあるでしょう。
犯人探しをしても仕方ないので、そのあたりは上手く対処していただきたいなというのが本音です。
自前のコバエ取り器は割と簡単に作れますので、もし出てしまった場合は粛々とご対応をお願いできればと思います。
ちなみに車好きの方であれば、こういうものを使うとコバエがとても良く取れるそうです。
参考記事はこちら。