
先日農園の近くで某会社の新社屋が完成し、多くの御祝の花が届けられていました。
例に漏れず、当園にも多数の依頼があり、精一杯対応させていただきました。
こうやって引き合いをいただけるのはありがたいことです。
当園は直接お届けしましたが、エントランスには大量の段ボールが並んでいました。
そしてその横で、届いた荷物の荷解きに追われる社員さんの姿がありました。
「お花屋さんが届けてくるのは楽でありがたいけど、宅急便は荷解きが大変なのよ」
当園が花を運び入れる際に少し雑談をしたところ、こんなコメントをもらいました。
私も宅急便での発送をする側として、このコメントはとても印象的でした。
その社員さんはこのように続けていました。
「せっかく御祝として送ってくれているので、嫌とかかじゃないのよ。
ただ、生き物だから雑に開けるわけにもいかないから、ひとつひとつ開けるの大変なのよね。」
これが現場の現実なんだなーという実感を、今回間近で知ることができたわけです。
通販がアタリマエになって、送る側のハードルが下がった
以前贈り物をする時に考えた方がよいことについて記事を書きました。
Amazonなどの登場によりネットでモノを買うことがとても身近になりました。
そのおかげか、贈り物をするハードルも下がってきたように思います。
それはとても良いことなのですが、贈りやすくなった反面で贈られる側のことも考える必要が以前よりも出てきた気がしますね。
どれだけ厳重に梱包すべきか問題
これは当園の話ですが、商品を梱包する上でどれだけしっかり厳重にするかはずっと考えていることです。
荷物は人が運ぶものなので、どうしても輸送中に荷物が揺れたり、時には転倒することがあります。
真横に荷物が倒れるとなかなか無傷ではいられませんが、できるだけ揺れに耐えられるような梱包が必要ですね。
その一方で今回の冒頭で話したように、梱包が厳重すぎると今度は荷解きする時に苦労するわけです。
それが度を過ぎてしまうと、もらった喜びよりも開梱の面倒さが勝ってしまい、せっかく贈り物をしたのに嬉しい気分が台無しになることもありますね。
そのへんは当園含む事業者が考えていかないといけないなーと思います。