もし鉢花の鉢の素材に悩まれていて上手く育てられるような鉢を選びたいなら、この記事はとても参考になると思います。
どんな素材の鉢を使えば良いのか問題
先日来園されたお客さんが最近観葉植物を揃え始めた方でした。
ご自身で「私観葉植物の初心者なんです!」と仰るような方でした。
その方が陶器鉢にしようかプラスティック鉢にしようか悩まれていたんですね。
植物が好きな方の中には鉢にすごくこだわる方がいます。
お気に入りの鉢に植え込んだり、鉢カバーにされていたりします。
まぁ、どんな鉢を選ぶかはその人次第ですね。
ただ、素材選びに関しては少し慎重になったほうが良いと個人的には思います。
上手く育てたいなら、手入れのしやすさを一番に考えられる選択を
デザインにもよりますが、鉢の素材は「プラスティック」か「陶器」かで悩むことになるでしょう。
他にも天然素材が一部配合されていたり、紙素材のものもあります。
ただこれらは例外的なので、一旦候補から外して考えます。
プラスティック製、陶器製ともにそれぞれ特徴やメリットがあります。
高級感を出したいならお気に入りの塗装がされた陶器鉢が良いと思います。
一方で鉢が割れる心配がないのはプラスティック製でしょう。
いろいろと選ぶ基準は皆さんによって変わると思いますが、私は「手入れのしやすさ」を一番重要視した方が良いと考えます。
ちょっと想像してみてください。
アンスリウムの場合、月に2-3回の水やりが必要です。
水やりをすると、鉢底から受け皿に流れ出た水を捨てる必要があります。
これをする時に、鉢が重かったり、割れないようにおそるおそる扱わなかったとしたらどうでしょう。
鉢花を買い始めた初めは良いでしょうが、そのうち「めんどくさっ」という気持ちが勝ちます。
結果手入れが億劫になり、枯らしてしまったという方を私は何人も知っています。
植物を長く育てる上で、理想の状態は「適切なお手入れを持続させられること」ですね。
もちろんデザインや好みは大事です。
それと同じくらい、「手入れするモチベーションが持続する」ことも大事なんです。
上手く育てたい人や園芸初心者なら、プラスティック製一択
これまで何鉢も育てていて、上手く育てる力量のある方はご自由に鉢を選べば良いと思います。
ただ、なかなか上手く育てられなかったり、最近園芸を始められた方ならプラスティック製一択です。
どうしても陶器鉢にこだわりたいなら、直植えするのではなく、ふた回りくらい大きな鉢を鉢カバーとして使うのが良いでしょう。
土選びも重要な要素です
植え替えをする時に土が別途必要になる場合があります。
その際にアンスリウムに適した土を選ぶようにしましょう。
せっかくお気に入りの鉢を見つけて、ルンルン気分で植え替えをしようとしているのに、間違った土を使ってしまうと、半月くらい経って地獄を見ることになります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
まとめると
みなさんの前には2つの選択肢があります。
1つは自己流で痛い目に遭いながら経験を積んでいく方法ですね。
多くの気づきがあるでしょうが、調べる手間や時間がかかります。
何より、大事な植物が枯れるリスクが高いのがネックですね。
もう1つは、必要な情報を押さえ、最低限の投資でアンスリウムに望ましい環境を整えることです。
どちらも最終的には同じところにたどり着けるでしょう。
ただ個人的には、プロの使っているものを調達するのが楽で上手くいく確率が高いと思います。