最近植え替え用の土を注文される方が増えてきましたね！
ここ数日暖かい日が続いていますし、とても良いタイミングかと思います。
いやぁ、植え替えなどのお手入れがアタリマエになってきたのはとても嬉しいですね！
上手く植え替えをするコツについては動画でお伝えしていますので、ぜひ参考にどうぞ。
アンスリウムに観葉植物やラン用の土は合わない可能性が高い
しつこいくらいお伝えしていることですが、今でも問い合わせが来ますので改めて。
アンスリウムの植え替えに観葉植物用の土やラン用の土はおすすめしません。
アンスリウムは観葉植物の一種として扱われますが、土の組成については他と少し異なります。
一般的な観葉植物用の土に比べて、やや水はけが悪く作られています。
そのため、そのまま使うと水分不足の症状(葉の黄変)が出ることがあります。
水にそれほど敏感ではない品種だと大して問題ないこともあります。
ただ、一部の敏感な品種は露骨に影響が出ます。
どうしてもこれらの土を使いたい場合は、堆肥などの保水性を上げる資材を混ぜてください。
もう植え替えちゃったよ！という方へ
植え替えてすぐの状態であれば、正しい土を使って植え替えのし直しをしたほうが良いと思います。
土が合っていないと、時間経過とともに黄色い斑点が出てきます。
葉の縁や先端が黄色くなってくることもあります。
一方で根は傷んできますので、早めに軌道修正をしてあげてくださいね。
植え替えて時間が経った(半年以上とか)方は、株の状態によって対応を変えた方が良いですね。
もし黄変が起きていなければ、おそらくその株にとって土がそれほど問題なかったということです。
なのでそのまま手入れを続けてください。
一方で、黄変はないものの株が変形していたり、葉が小さくなっていた場合は対応が必要です。
そういった株はおそらく根が一部腐っているはずです。
土をの入れ替えや鉢のダウンサイズを検討されると良いですね。
アンスリウムに合う土はピートモスが50％以上+pH6前後
アンスリウム専用の土は、ホームセンターでは売っていません。
少なくとも私は見たことがありません。
そのため、ご自身で調合して作る必要があります。
アンスリウムに使う土のベースとなる素材は「ピートモス」です。
これを半分以上入れてください。
後は堆肥なりパーライトなり赤玉土なりをよしなに混ぜ、pHを6前後に調整して使ってください。
配合比はネット上で調べれると思いますので、ご自身の責任で調べていただければ良いと思います。
複数の素材を調達しpH調整までしないといけないので、作業の手間は事後に余った素材の処分などが割と面倒になります。
楽に、そして安全に土を調達されたい場合はこちらからお求めいただくのもアリです。
植え替え成功のポイントは土選び
たかが土、されど土。
その植物に合う土を選べるかどうかで植え替えの成功率はかなり変わってきます。
正しいものを選んで上手く植え替えを成功させていただければと思います。
