夕方以降の冷え込みが気になる時期になりました。
観葉植物を自宅の玄関や、オフィスのエントランスなどに置かれている方はそろそろ中に移動させた方が良いですね。
特にアンスリウムは花がついていて華やかなので、来客時のお出迎え役として使われる方が多いです。
それはとても良いのですが、この時期になると低温障害が心配になります。
それは、放って置くと気がついたら株が傷んでいた…ということがままあるからです。
昼間の暖かさとの夜間の冷え込みのギャップ
この時期は陽が差している昼間はまだまだ暖かいです。
一方、夜間になるとかなり寒くなりますね。
このギャップがかなり大きく、「昼間は暖かかったから」と夜まで放っておくと翌朝株の葉や花が変色してしまった…という事態に陥ります。
置き場所にもよりますが、私は外気温+3℃前後が室内温度というおおよその目安を設けています。
この数値が8℃を下回るようなら、リビングや執務室などの建物の内側に移してあげたほうが良いでしょう。
暖かい日が続いたところに冷え込みが一気に来る日が挟まったりします。
早めの移動をおすすめします。
低温ダメージによる症状は治らない
ちょっと株が冷え込む場面を想定してみてください。
真冬ならまだしも、この時期ならだいたいの場合、
翌朝になってから「昨晩は随分と冷え込みがキツかったんだな…」と気付くと思いませんか?
実は、この時期の低温障害は気がついた時にはかなり進行しているというケースがほとんどです。
30分~1時間程度なら気づいてすぐに移動させてあげれたならあまり問題にはなりません。
しかし、数時間も経てば株が寒さによって傷むには十分なのです。
さらに厄介なことに、低温ダメージによって発生した症状はなかなかの曲者です。
一度発生するとほぼ元に戻りません。
そのため、危険な橋を渡らずに早めに移動させてあげた方が良いわけです。
低温障害が起きやすい状況と、起きるについてはこちらの動画で解説しています。
参考にどうぞ。
まとめると
アンスリウムにとってこれからはかなり苦手な季節になっていきます。
元々は熱帯地域の植物なので、冷え込みの心配がない場所で育ててあげましょう。