
今回は「夏の置き場所問題」についてお話しします。
アンスリウムを夏に弱らせてしまう原因、実は水やりだけじゃなくて“置き場所”も大きいんです。
冷房の効いた部屋、日差しの強いベランダ、湿気の多い浴室…。
どこに置くのが正解でしょうか?
夏の置き場所で失敗する理由
①直射日光で葉焼け
真夏の窓辺はサウナ+レーザー状態。葉っぱが一瞬で茶色になります。
②冷房の風でカラカラ
人間にとっては涼しいけど、アンスリウムにとっては乾燥のストレスに。
③湿気で蒸れる
浴室やキッチンは湿度はあるけど光不足で弱々しくなります。
つまり「光・風・湿度」のバランスが崩れると一気にトラブルにつながるわけです。
1. リビングに置くコツ(冷房との付き合い方)
1-1. エアコンの風が当たらない位置に置く
1-2. 部屋の隅より、風がやんわり届く中間地点がベスト
1-3. サーキュレーターを壁に向けて”間接風”を作ると快適環境に
リビングに置く人は多いはずです。
でもエアコンの風が直撃すると、葉っぱの先がカリカリになることもあります。
2. ベランダに置くコツ(日差し避けの工夫)
2-1. レースカーテンや遮光ネットで直射日光をカット
2-2. 朝日か夕方の日差しならOK、真昼は完全ガード
2-3. 床の熱も注意。コンクリ直置きはNGで、台の上に乗せて風を通す
ベランダは明るいから最高…と思いきや、真夏の日差しは直撃アウト。
葉っぱが一瞬で焼けます。
3. 浴室・キッチンに置くコツ
3-1. 窓がある浴室なら”窓際+レースカーテン越し”で
3-2. キッチンの近くなら換気扇近くはNG。油や上記で葉っぱがベタつきます
3-3. 定期的にリビングやベランダと”ローテーション置き”するのもあり
湿度は高いけど光が足りないのがこの2カ所の共通点です。
結果、ヒョロヒョロに伸びたり花が咲きにくくなったりします。
4. 夏を快適に過ごさせる一工夫
4-1. 鉢カバーを外すと、通気性が高まり根腐れ防止に
4-2. 窓の近くに水を張ったトレーを置くと自然な加湿になる
4-3. 移動をためらわない:猛暑日だけリビングの奥に避難させてあげる等
夏の置き場所は「涼しいからここでいいや!」と安易に決めると失敗しがちです。
アンスリウムは繊細ですが、環境が合えばちゃんと応えてくれます。
ぜひ家の中をちょっと観察して、ベストスポットを見つけてあげてください。