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(お手入れ)高温条件で起きる花の色褪せ

アンスリウム

西日本・東海地方を中心に日本全体が酷暑に見舞われていますね。
ここまで暑くなってくると、植物の置き場に悩む方が増えてくると思います。
正直なところどこに置いても暑いですね。
そんな中、暑さに強光が重なると花に写真のような色褪せが起きます。

植物は暑いと色が褪せる

アンスリウムに限らず一般的に、植物は暑いと葉にせよ花によ色褪せが起きます。
また光が強すぎても色は褪せます。
そのため植物の色味をキープしようとすると、適度に光と温度の環境が穏やかな場所の方が良いです。
この時期は特に西陽が非常に強いので、ちょっと目を離している隙に株の色が変わってしまうということもよく起きます。
アンスリウムのマニュアルを見ると「レースカーテンの内側に置いておけばOK」という表記もありますが、この時期はカーテン越しでもキツイ時があります。
それくらい近年は暑くなっているわけですね。

夏を乗り越えたアンスリウム株は強くなる

植物は環境に慣れる生き物です。
当然暑さにも徐々に慣れていくので、夏を乗り越えたアンスリウムは株として強くなります。
どの程度温度ストレスを与えると強くなるかは定かではないですし、アンスリウムと言えど暑すぎる場所に置いたままにしておくと暑さで枯れますが…。
その過程を乗り越えると、株はしっかりと太くなってくれます。

冒頭の書いた通り、夏の暑い時期に咲く花は色があまりよくありません。
瞬間的な見た目的にはイマイチかもしれませんが、株全体の強さと長期的に楽しむという点では夏を乗り越えた株は損をしにくいと思います。

個人的には夏の暑さのピークが過ぎたあたりの株が狙い目

そんな理由から、個人的には夏を少し過ぎたくらいのアンスリウムが好きです。
株として強くなっていますし、根張りも十分です。
この時期の株の花は少し色褪せにより、見た目があまり良くないかもしれません。
でも、これから温度が下がって行き、きれいな花が咲き始めます。
そして、株がしっかり大きくなっているので、咲く花も大きくなるのもポイントですね。
アンスリウムは秋~冬に咲く花が綺麗なので、長く楽しむ上で「強い株を選ぶ」という視点は結構大事だと思います。
※アンスリウムを買うおすすめ時期についてはこちらの動画でもお話しています。

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