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(お手入れ)バークチップの土は植え替えよう

アンスリウム

バークチップ(ウッドチップ)主体で植えられたアンスリウムが、お店に売っていることがあります。
おそらくいろいろな観葉植物を作られている生産者のものだと思います。
この土は、他の観葉植物なら水はけなどの条件が合います。
一方、アンスリウムだと少し水はけが良すぎます。
もしアンスリウムの土が写真のようだった場合は、植替えをされることをお勧めします。

いろいろな観葉植物を作っている生産者は汎用性重視の土を使う

いろいろな観葉植物を作っている生産者はどの植物にも使える汎用性重視の土を使う傾向にあります。
使う資材も多くなりますし、作った土の管理も大変です。
なので、どの植物にも一律で同じ土を使うというところが多いように思います。
ただそれぞれの観葉植物を個別で見た場合、必ずしも合う土が使われているかはわかりません。
特にアンスリウムは他の観葉植物で使われるような土を使うと上手く行かない場合があります。
そのため、アンスリウムに合う土が何なのかはとても大事なのです。

以前の記事でアンスリウムの土に合う性質について書きましたので、よろしければ参考にどうぞ。
当園では、土に関して正しい知識を得ておかれることをお勧めしています。

バークチップ主体の土はアンスリウムにあまり合わない

写真は、先日来園されたお客様がお家にあるアンスリウムの様子を送ってくれたものです。
このようなバークチップ・ウッドチップが使われている鉢植えは、以下のパターンがあります。

①表面だけバークチップが飾り代わりに使われている
②中の土まで全てバークチップ主体の土が使われている

もし②だった場合、その土はアンスリウムにはあまり相性が良いとは言えません。
このアンスリウムを作った生産者は、アンスリウム以外の植物も育てているはずです。
おそらく胡蝶蘭やシンビジウムなどのラン系の植物ですね。
というのも、ラン系の植物にはこの土は良く合うからです。
なので、生産過程で同じ土を使われているのだと思います。

また、品種によっては上手く育つ場合もあります。
この写真の品種は「コロラド」ですが、この品種はとても根が強いのが特徴です。
そのためなんとか育ってくれているのですが、ミスティークのようなもっと水に敏感な品種で作ったらここまで上手く育たないと思います。

まとめると

アンスリウムにはピートモス主体の土が合います。
ただ、この土は他の観葉植物で同じように使うと根腐れが起きる場合があります。
土選びを間違えると、どれだけ手入れを入念に行っても株は上手く大きくなりません。
アンスリウムに合った、然るべき土を使われることをお勧めします。

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