アンスリウムを育てていると、次第に元気がなくなり、葉が黄色く変色したり、花が咲かなくなったりする場合があります。
葉がしおれ、新芽も出ず、「もうダメかもしれない」と不安にもあるでしょうが、適切なケアと根気強さで見事に復活させることもできます。
もちろん状態にもよりますので、すべての株において言える話ではありません。
傷んだ状態が軽度であれば、まだ改善することが見込めます。
アンスリウムが弱ってしまう主な原因
水やりの失敗、光不足、温度管理の問題などが挙げられます。
特に冬場は暖房による乾燥で葉先が茶色くなりやすく、夏は直射日光で葉焼けを起こすことがあります。
傷んだ株を復活させるためのファーストステップは、現状をしっかり観察すること。
根腐れしていないか、害虫がついていないかをチェックしましょう。
根腐れが起きている場合は、一回り小さな鉢に植え替え、根の周りの環境を整えることが必要です。
水やりのペースを落とす
水やりをする時は、いつもよりも水やりの間隔を開けた方が良いです。
健全な根が少なくなっているので、土が乾く速度がゆっくりになっています。
いつものペースでの水やりをしてしまうと、根腐れをさらに加速させてしまう可能性があります。
受け皿に水が溜まったままにしないよう注意が必要です。
また、アンスリウムは湿度を好むので、葉水を定期的に行うと喜びます。
置き場所は、明るい日陰が理想的です。
レースカーテン越しの光や北向きの窓辺などが適しています。
温度は25℃前後が好ましく、特に冬は15℃を下回らないよう気をつけましょう。
栄養面では、株が元気になってくるまでは観葉植物用の肥料は控えたほうが良いです。
まずは株を元気にすることが優先なので、植物活性剤を与えるのは有効です。
HB-101のスプレータイプが使いやすいですね。
すぐには回復しないので気長に手入れする
株の状態にもよりますが、傷んだアンスリウムはすぐには回復しません。
復活させるのに数ヶ月かかると思っていたほうがいいですね。
最初は小さな新芽が出て、次第に葉が大きくなっていきます。
弱っているアンスリウムがあれば、ぜひこの記事を参考に復活計画を始めてみてください。
きっと素晴らしい結果が待っているはずです。