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なぜ起きる?植物の株分かれに隠された真実とは

アンスリウム

大切に育てている鉢の中で、いつの間にか小さな子株が増えているのを見たことはありませんか?
「株が増えてお得!」と思われるかもしれません。
でも実はこれ、喜ばしい成長の証ではなく、植物が発している命がけのSOSサインである可能性が高いのです。

今年の母の日は5月10日(日)です。
別記事にて母の日にアンスリウムを選ぶべき理由についてまとめました。

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水不足が引き金?株分かれが起きる原因

鉢の中で突然発生する株分かれは、主に植物に何らかの強いストレスがかかることで引き起こされます。
よくある原因の一つが、水関係のトラブルです。
日々の管理の中で極端な乾燥をさせてしまったり、逆に水を与えすぎて根腐れを起こしたりしていませんか?
こうした過酷な環境に長期間置かれると、植物は自身の命の危機を本能的に察知します。
そしてこう思うわけです。

「自分が完全に枯れてしまう前に、できるだけ多くの子孫を残さなければならない」

その結果として株分かれという防衛本能のスイッチが入るのです。
生き抜くための苦肉の策と言えますね。

花は増えるが小さく…株分かれ後の変化

このようにして株分かれが起きると、それぞれの新しい芽から花を咲かせるようになります。
全体としての花数は確かに増えて賑やかになりますね。
しかし、限られた栄養が複数に分散してしまうため、ひとつひとつの色づく花は以前よりもどうしても小さくなってしまうという特徴があります。
さらに厄介なことに、この反応は不可逆的なものです。
一度そこまで強いダメージを受けて株分かれが発生してしまうと、その後にどれだけ環境を改善してあげたとしても、なかなか元のダイナミックで美しい見た目には戻らないのです。

フリマアプリの株分かれ苗に潜むリスク

最近はフリマアプリなどで、個人が切り取った苗が安く販売されているのをよく見かけます。
しかし、それらは上記のような理由で発生した株分かれの末の子株であることがほとんどです。
つまり、親株が強いダメージを受けて子孫を残すためだけにひねり出された苗です。
それらを購入して一生懸命育てたとしても、本来のポテンシャルを発揮して立派に大きく育つことは非常に難しいでしょう。
せっかくなら健康な状態のものを長く楽しんでいただきたいものです。
そんなわけで、そうした株分かれ苗の購入はおすすめしていません。

「株分かれ」は、株のお手入れ方法を見直す良いサインになります。
なので、ぜひそのあたりを踏まえてそれぞれの株に合った育て方をされると良いと思います。

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