Re:Anth

(ひとりごと)相談対応の責任範囲

ひとりごと

日頃多くの方から問い合わせ・相談が来ます。
生産者として仕事をする環境では、実際にお客さんがどのようにアンスリウムを育てているかの情報がなかなか入ってこないので、積極的にお客さんを知るという目的で日々興味深く対応しています。
ただこの中に、ちょっと今後の対応に困るお客さんがいます。

他所で買ったアンスリウムの相談をしてきた後
その後の進捗について責任追求をしてくる人

こういうお客さんがいるんですね。
基本相談の対応にはお金をもらっていません。
私も面白いからと善意でやっている面があります。
ただ、当園のものでもないアンスリウムについて相談をしてきて、その後「言われた通りやったらこうなったんだけどどういうこと?」とさらに文句をつけられてしまうと、「なんか相談にホイホイ乗ってしまってスミマセン」ってなるんですよね。

もちろんお金をもらっていないからと無責任なアドバイスをしてはいません。
昨今のインターネット社会ではそんな対応をすると(悪い意味で)一気に広まってしまいます。
テキトーに対応することのリスクが大きすぎます。
それなら相談自体に乗らないほうが良いですね。

アドバイスどおりに上手く行っても感謝はない

その上で、もしアドバイス通りにされたことでアンスリウムが上手く治癒できたり育ったりしても何かもらえるわけではないです。
いや、別にほしいというわけではないですよ?
こういう人は上手く行っている時は何も言ってきませんね。
上手く行かなくなった時だけ文句を言ってきます。

なんでもそうですけど、受けたアドバイスについて言われた通りにやるかどうかは自己責任です。
こちらとしては、大事な植物が無事良い方向に進んだと嬉しい話です。
お渡ししたアドバイスが適切だったという自信にもつながります。

どこまで責任を持つべきか

この問いは、相談対応をしながらずっと考えていることです。
自分の預かり知らないことを相談されても、正直「知らんがな」と思いながら回答します。
インターネットやSNSの登場により情報が無料化されましたが、その弊害のひとつですね。
情報の無料化に人は慣れてしまったなぁと思います。
だからこそ、情報収集の腕を磨いて置く必要が出てくるんですね。
私もそうですが、誰かにアドバイスを頼む時は謙虚さを忘れずにいたいものです。

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