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(ひとりごと)生花店はもっと減っていく

ひとりごと

先日ある生花卸売市場の方が来られ、生花店の事情について情報交換をしました。
その中で「生花店は今後もっと減っていくだろう」という話が出ました。
その切り口が面白かったので今日はそのあたりをまとめます。

生花店はそもそも参入障壁が低い

生花店を営むにあたり、特別は資格は必要ありません。
専門知識もそれほど必要としません。
仕入れをする時は卸売市場があるし、デポジットを支払えば取引できるようになります。
後は仕入れた商品を置く場所さえあれば良いわけです。
一般的な生花店にあるようなガラス張りの接客スペースも必須ではないですね。
車で直接届けたり、ネット専門の販売形態にしたら店舗はむしろ邪魔になります。
ちょっとした運転資金さえあればできるので、「育児の合間に在宅仕事として花屋でもやるか」といった感じで生花店を名乗ることもできるわけです。
その結果、生花店が乱立することになったのがバブル時代ですね。
以前花の価格が30年間変わっていないという記事を書きました。
その原因のひとつかもしれませんね。

生花店よりも一般消費者の方が知識レベルが高くなっている

生花店はその参入障壁の低さから、そこで働くスタッフの専門知識のレベルは担保されません。
もちろん長年経営していて歴史もあるお店は別でしょうし、高い専門知識やサービスレベルを誇るところも中にはあるはずです。
しかし、多くのお店では仕入れた商品を横に流すというところがほとんどでしょう。
それでは、知識の専門性も高まるはずがないですね。

昨今はスマホで調べれば誰でもいろいろな情報がすぐに手に入るようになりました。
そのため、花が好きな一般消費者の知識レベルが生花店のそれを追い越すようになりました。
「好き」という感情は凄まじく、人間は好きなことはどんどん調べて知識を得ていきます。
しかもその知識習得が苦ではないので、どんどん詳しくなっていきますね。
昔ある大物芸人が言っていた「努力できる奴は好きでやっている奴に絶対に勝てない」という言葉は心理だなぁと感じます。
そんな生花店で商品を買うのは不安になってしまう、植物や花好きなお客さんの気持ちもよくわかります。

生花店はもっと減っていく

私は生花(特に鉢花)はインターネットで買うようになると思っています。
生花店の需要はもっと減っていくと思っていました。
今回来園された卸売市場の担当者も生花店は減っていくという意見は同じでしたが、「参入障壁が低いから、イマイチな生花店から潰れていく」という切り口が大変おもしろかったのです。

ただ、生花は癒やし効果のある消費財ですから、できれば需要は維持されてほしいものです。
時間つぶしがスマホゲームで、そのスマホゲームの課金に優先的にお金を使ってしまう若者も増えていると聞きます。
たしかにスマホは便利ですし、スマホのない生活にはもう戻れません。
その一方で、人間的な生活をするためにスマホとは一定の距離を取ることも大事だなと思います。

まとめると

専門性を遺憾なく発揮している当園で、ぜひアンスリウムをお求めください。
Yahoo!ショッピング以外のプラットフォームでの出店を検討中です。

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