Re:Anth

(ひとりごと)無料がもたらすもの

ひとりごと

インターネットの登場により、あらゆるサービスの無料化が当たり前になりました。
例えば、送料無料、ダウンロード無料などはわかりやすいですね。
テレビの民放も無料で視聴できますし、YouTubeも無料で視聴することができます。
しかし、これらの例の通りサービスが無料化された結果、私達は「無料に慣れてしまった」という弊害が出てきたように思います。

無料で無限のコンテンツがあふれたから
あらゆる物事が煩わしくなってしまった

岡田斗司夫氏が「おやつをいつも食べているから、おやつの本当のお腹の空き方がわからなくなってしまった」という例えで表現されていました。
あぁ、まさにこれだなと。
あらゆるものが無料で手に入るので、そのうち無料であることに慣れてしまったということですね。
これでは無料であることへの感謝がなくなってしまいます。
さらに、他の物事に対しても無料であることを求めるようになってしまいます。
特に日本人は損することに過剰に拒否反応を示します。
その結果、より安い方、ダダな方へと向かって行く傾向が強いように思います。
私達は今そんな世界に生きています。

調べれば答えがわかる世界

昨今独自の傾向として、「調べれば答えが分かってしまう」という点があります。
しかも無料で。
一部の人からは、「現代人は答えをどう調べるかに長けてしまい、自身で自身なりの答えを出すのが苦手になってしまった」と言われることもありますね。

この答えが分かっているテーマと、生き物の育て方のように答えがあるようでないテーマはある意味真逆と言えると思います。
「生き物の育て方だって調べれば答えがわかるよ!」と仰る方もおられると思います。
それらの答えはいわゆる模範解答でしかなく、万人に当てはまる無難なものと考えておいたほうが良いと思います。
先日ブログに書いたサスティーの件もそうですね。
調べた情報や自分が手に入れたものを自分に合うようにしていくことが必要ですね。

そういえば、先日当園のOnlineShopにいただいたレビューにもそういう内容が書かれていました。
やはり得られた情報を「知識」に変えていく過程は必要な気がしました。
別にこのレビューが★5だったことを自慢しているわけではありません。
この方にとって当園の商品がパーフェクトだったのは、この方が相応の知識をお持ちだったという話です。
誰にとってもパーフェクトという商品は世の中には存在しないような気がします。

生き物の育て方はあるようでない

世の中の生産者は答えの出ない相手とずっと対峙しています。
自然が相手なので、同じ気候の年なんて一度も。
また、大きくしている最中は問題なくても、台風などの災害によってそれまでの努力が吹き飛ばされてしまうこともあります。
なのに、生産者の皆さんはどの人も謙虚な方が多いですね。
ひょっとすると、そういうところに人や情報としての価値があるのかもしれません。

まとめると

最近の世の中がすごく無理ゲーなホワイト社会になっているなと感じるのは私だけでしょうか?

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