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(お手入れ)夏に起きやすい花の緑化への対処法

アンスリウム

夏は花の緑化が起きやすい時期です。
緑花はそのまま放っておいても悪さはしませんが、株がごちゃごちゃになります。
また、あまりに増えすぎると色のついた花との比率面で見栄えが悪くなります。
そのため、適度に間引いてあげるのが良いですね。

緑花が発生しやすいのは夏と冬

緑と表現できる花が発生しやすいのは主に夏と冬です。
ただ、「緑」の意味合いはそれぞれ異なります。
以前の記事で触れましたが、夏に緑花が発生しやすいのは高温により元々色のついていた花の代謝が早まり、緑色の老け花が早くできるからです。
一方冬に発生する緑花はいわゆる「オバケ」で、初めから緑色が混じった花をつけます。
オバケ花もいずれ老け花になります。

夏に比べて冬は温度が低いので、「株が緑になってきたなぁ」とはあまり感じないでしょう。
一方で夏は新しく咲く花がどんどん緑化していきます。
緑花の比率が上がるので、「なんか緑の花ばっかり」と感じることがあると思います。

夏に咲く花は他の花に隠れやすい

最近の日本の夏はとても暑いです。
空調が整っていなければ、いくら夏の花と呼ばれるアンスリウムにとってもキツイ環境です。
そんなストレスフルな環境では、新しく咲く花が小さくなる場合があります。
肥料不足という場合もあるでしょうが、ストレス環境下では花が小さくなるのです。
小さい花はそれほど背丈も伸びないので、先に咲いた花に隠れるというケースが出てきます。
色のついた花は株の中腹に隠れ、古くなった緑色の老け花が上位に位置することになります。
夏場の株はそんな状態になりやすいので、邪魔な老け花は思い切って取り除いてあげるとスッキリします。

株元からハサミで切り取ればOK

老け花は茎から上が非常に堅くなっているので、手で引き抜くことは難しいです。
株元からハサミで切り取ってあげましょう。
この時によくあるのが、「間違って隣の若い花を切ってしまう」というミスですね。
株元だけ見ると茎が何本も生えています。
私もたまにやるミスで、上手く見定めないと切るべき茎選びを間違えてしまいます。
若い花は茎の色が薄く手触りが柔らかいので見間違えにくいものの、うっかり切ってしまうと結構ショックを受けます。
その点は気をつけましょう。

まとめると

増えすぎた葉や花を間引くのもお手入れの一貫です。
まめに世話をしてあげると、力強い新しい花を咲かせてくれるというお返しをくれますよ。
葉の間引きについてはこちらを参考にしてください。

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