今回はちょっと小難しい話。
普段お世話になっている業者の担当者が会社を辞めることになりました。
その挨拶のために先日来園されたのですが、その時話を伺っていて思うところがありました。
こちらが相手の過去に目を向けるか未来に目を向けるかで、なんか見定められているような感じがしたということです。
辞める人に向けた話題が人によって異なったという話
今回辞めることになった人はその会社の社長さんの御子息で、いずれ会社を任せようということで呼び戻された方です。
なんかチョンボをされたそうですが、人様の会社のことですからきっといろいろあったのでしょう。
こちらからは細かくは尋ねませんでした。
それはそれとして、その挨拶のために当園以外にも取引先を回られていて、それぞれの社長や関係者からいろいろな反応があったそうです。
過去に目線を向けるか、未来に目線を向けるか
印象的だったのは、先方の話の流れが、「過去・原因の話をするか」「未来の話をするか」で大きく異なったということです。
件の担当者が辞める理由は不祥事的ものでした。
なので、ステップアップで転職するとかそういう前向きの話ではないと前提はあります。
それでも、先方の反応は大きく分けて2パターンに分かれたそうです。
「なぜそんなことをしたんだ!申し訳ないとは思わないのか!」と原因を掘り返すような方と、
「これからどうするの?どんなことを考えているの?」と、今後の話にフォーカスする方です。
担当者が当園に来られた時に事情を伺った時、私達は後者の反応をしました。
もちろん、不祥事によって社内で信用を失ってしまったことへの後始末は必要です。
どうやら社内で完結する問題だったようで、当園も何か実害を被ったわけではありません。
であれば、私は原因追及にそこまで時間を使う必要はないのかなと思います。
どうせなら前向きに考えたい
多分業績を伸ばしている社長さんは皆そうだと思いますが、基本的に物事を前向きに考えます。
なので、当園も本件について前向きに考えたいわけです。
本人が一番反省しているでしょうし、その傷をよそ者がさらに抉る必要もないでしょう。
おそらく数年後ほとぼりが冷めたタイミングで、社長が今一度彼を呼び戻すはずです。
であれば、新天地で前向きにいられるよう背中を押してあげたいと思います。
そういえば、2chのひろゆき氏YouTubeで話していたことを思い出しました。
ちょうど文字起こしたされたものがネットにありましたので、よければ参考に。
「人の評価時に過去・現在・未来のどこを見ているかでその人のレベルがわかる」というものです。
ひろゆき氏によれば、未来の話ができる人の方が前向きだし、優秀なのだそうです。
その話は結構的を射ているような気がします。
いつまで経っても過去の栄光にすがっていたり、過去のミスをいつまでもネチネチと触れる人にあまり良い人はいない気がします。
今回、特にこちらが悪いことをしたわけではありません。
でも、相手はこちらがどんな反応をするかを見定めてきているような、そんな気がしました。
まとめると
今回の件、その担当者が新しい経験を積める良い機会になるなと、個人的には楽しみにしています。
社内の人たちはたまったものではないでしょうが、今は風の時代。
それくらい身軽な方が上手くいく気がします。
新天地でがんばってもらいたいものです。